ヒメアカタテハかな。

便利ズームでこんだけ写ってくれたら個人的には大満足。


こっちはいっつも通るたびなんとなく見上げてしまうホオノキの枝に、なにやら違和感を感じて600mm相当で撮ってみたもの。

色とか大きさからしてただキシタバかな。
600mmでも辛うじて(?)ライティング出来たのでちゃんと見えるけど、夜枝を見上げても蛾が付いているようにはとても思えなかった。いつも見てる枝だから違和感に気付けただけ案件。こうやって知らない内に見たい蛾とかスルーしちゃってるんだろうなあと思うとつらみ。

写真としてどうかと言われると、知らん。
現実とはそんなものだ。


現実とは…と言う文脈で思い出したことがあって。
昔はこのブログでもチョイチョイ触れていた四国住の山野草写真の御仁の写真(と柔らかい言葉遣い)が凄い好きで、たまに時間があれば見てたりしたんだが、ある時を境に更新がぱったり途絶えてしまった。

文体から察するに相当ご高齢だったので色々心配ではあるが、別にコネクションがあった訳でもないただの傍観者なので深入りもせず。

ただなんと言うか、山野草をメインにしつつ、そこに訪れる虫を分け隔てなく撮影するスタイルと言うのは凄くナチュラルで好感度が高かった。
撮影技術的にも、今思えば一見拙さが残るように見えて、その実、自然光のみでの撮影を徹底して、それでいて撮影条件問わず一定のクオリティを保ったまま更新し続けていたのは印象深い。
 例えば日陰に咲いた花の周りを飛び交う蝶なんかを撮る時には、僕だったら極力開放f値の小さいレンズで感度上げてでも高速シャッターを切りたくなるが、そう言った場面でも画像が荒れないギリギリの感度を維持しつつ、そして不自然でないぐらいに被写体を流して表現する撮影方法は、実はかなり技術が高いのではなかろうかと思っている。今見返してもとても参考になる。

今はそう言った撮影は流行らないのかも知れないけれど、印象に残る、確かにあの人が撮った写真…とわかる写真って凄く良い物だと思うんよね。

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