秋が深まった頃になると、生物屋の活動が一気に鈍る。生物、ではなく生物屋のだ。
秋から次の春までの間に元気になる生物屋と言えば、キリガやフユシャクを追う一部の蛾屋か、鳥屋、両生類屋ぐらいか。
爬虫類屋はと言うと、離島に逃げたり引き籠ったりが多いような気がするが、諦めずに探してほしいものだ。

寒い季節になると、一般的には冬眠している種が多いとされている通り確かに出会う頻度は下がる。のだが、厳冬期であっても稀に出てくる個体はそれなりにいる。
特に日当たりの良い開けた斜面に良い環境がある場合はなおさらだ。
郊外の平野部なんかも意外と良い。

写真はヤマカガシだが、真冬でもよく見かけるのはシロマダラ、ジムグリ、ヒバカリ辺りの比較的低温に強い種だ。あとは気温の高い日に稀にうろついているヤマカガシ&シマヘビ。
これらの種なら(写真が撮りやすい状況で出会うかは別にして)場所や気候を選びさえすればまぁ出会えない事もないので探してみて欲しい。

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