前回の記事更新以来ひたすら隙あれば雨でも晴れでも昼でも夜でもお構いなしにフィールドに出てしまっており、全く更新は手付かずでした。
5月中旬から夜になると湿度がかなり良い感じに上がっており、フィールドに出ると爬虫類やら両生類やら昆虫やら、ほんと色々見る事ができて楽しいのです。

さて、それだけフィールドに出ていればさぞかし良い写真も撮れただろう、と思われるかも知れませんがそれは相手は自然物。
一筋縄では行きません。
物理的に近づけない状況(崖とか上空とか)のみならず、彼らはすぐ顔を背けて逃げる体勢に入ってしまいます。
個人的な感覚では虫>両生類>ヤモリ>トカゲ>蛇の順で撮影は簡単かなあと言う印象。
とは言え、虫、両生類、ヤモリはあまり逃げないものの、撮影状況が良くない事が非常に多いです。
まぁ思うように行かないからこそ面白いんですけれど。

話がそれました。
良い写真が撮れたか、と言うとぶっちゃけ撮れてません。
僕の場合いわゆる普通種を、ただ撮っただけ写真が非常に多いです。
非常に多いですが、そのただ撮っただけが実に難しい。

また珍しい種をよく撮っているかと言うとそうでもない。
自分はいわゆるニュータウン系の比較的新しい街に住んでいるのですが、極力その周辺に息づく生物たちを撮影しようと思っています。
うっかり本州蛇8種の内7種をこの地域で見つけてしまい、意地でも残り一種を…と言う状態にはなってしまっていますが、これもそう簡単に行かない。
なんせこの地で目撃例はないのです。

自分でがっつり縛りをかけておいて文句を言うなと言われてしまえばそれまでなのですが、採集/おさわり禁止、地元縛りがかなり枷になってしまっています。
そんな無駄の事辞めればいいのにと笑う人もいますが、どう表現すればうまく伝わるでしょうね、コレ。
毎日のように同じフィールドに出ていれば、昨日見た個体が今日死んでいる、なんて事はザラにあります。そういう意味で必要のないおさわりをして生物を弱らせる意味は少なくとも僕個人に当てはめた時には見いだせません。
そして生物がいるポイントを調べてから行くのでは、ただ動物園に会いに行っているようなもの、という感覚が僕の中に存在しています。
ポイントに行くスタイルではその動物が何を好み、何を求めその地にいるのかを推しはかる事が難しくなり、新規開拓にふらっと見知らぬ土地に行った時に空振りを食らう確率が上がってしまう。
なればこそ、よく知った土地・地形で何があるからそこに生き物がいて、どう言う条件だと会えないのか、徹底的に体験した方が先に繋がる、と言う思いでこのスタンスを貫いています。

非常に非効率的だと自分でも思います。
自分ももっともっと魅力的な写真を撮りたいです。
良い写真を撮ろうと肩に力が入り過ぎているのかも知れません。
正直、焦りもあるのだと思います。

まだまだトンネルは長そうです。

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