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◆CARRY SPEEDストラップ落下防止策
作成日:2013.06.26  更新日:2014.09.27


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◇BlackRapidストラップを使用している方へ(2014年09月追記)◇
 
2014年01月にBlackRapid公式よりテザーキットが発売されました(公式/Amazon:ブラックラピッド TETHER KIT(テザーキット) 各リンクとも新しいウィンドウが開きます)。これは三角環の付いたランナー(ストラップ)とカラビナからなる商品で、この記事の目的と同じように安全性を高める機能を持っています。純正の安心感と、もう一つの機能である安定性を高める機能(カラビナで固定する事によりフラ付きを防止する)があるので充分選択肢に入るかと思います。ただし、ランナーについた三角環をカメラに取り付ける必要があるため、カメラのストラップ穴に三角環が通るかどうか、或いはカメラについている三角環の取り外しが可能かどうか充分に検討してください。
  また、構造上CARRY SPEEDで使用することも恐らく可能だとは思います(私は試した訳ではありませんので、確実に使える事を保証するものではありません。)

◇はじめに◇
 CARRY SPEED ストラップや、BlackRapid ストラップをはじめとする速写系ストラップは一度使い始めると通常のカメラストラップに戻れなくなる程スピーディに撮影できます。また首にかける通常のストラップに比べ、肩に加重を分散できるため肩凝りになりにくく重宝します。
  しかしながらこれらのストラップは下の写真のようにカメラ底部の三脚ネジ穴に装着する一点釣りとなるため、この部分が破損してしまうとカメラは地面に落下し、破損は免れないでしょう。(CARRY SPEEDストラップは底面にアルカスイス式プレートにもなるプレートを、ブラックラピッドはネジ穴に直接ステファンを取り付ける形態です。)

そのため、これらのパーツが万が一破損してしまっても、即座に落下とならないよう対策を講じてみたいと思います。

◇対策◇
 対処法は至って簡単で、コンセプトとしてはカメラの三角環にカラビナ状のものを付け、そこから紐状の物でストラップまたはストラップの金具にカラビナで取り付ける方法です。
わかりづらいので早速写真を…。

■カメラ側

今回は三角環にSビナを付けてみる事にしました。

■ストラップ部分

両端がループになったストラップでSビナを二つ繋いでいます。

■ストラップ側

今回はストラップの金具に直接Sビナを繋ぐ形を取りました。

尚今回使ったアクセサリは後にAmazonへのリンクを貼っておきますが、NITE-IZEのSビナ#1(カラーは黒、銀、スペクトルの3色、サイズはナンバー指定で複数あるようですが今回は#1を使いました)を2つ、Blackdiamondのランナー(ダイネックスドッグボーン)の12cmを使用しました。




 Blackdiamondのダイネックスドッグボーンの強度は22kNとかなり強く、本体のストラップ(CARRY SPEEDやBlackRapid)の金具が外れた程度では問題ない強度と言えるでしょう。一方NITE-IZEのSビナは強度2.27kgなので、こちらは落下等の強い衝撃には耐えられる強度はありません。しかし、よほど重いレンズとカメラの組み合わせでない限り、吊り下げるだけなら問題のない強度でしょう。この程度の強度で不安であれば、Sビナをより強い強度のカラビナに置き換えれば良いと思います。
 また、カラビナにせよSビナにせよ、特にカメラ側に取り付ける部分は金属との接触で傷が付いてしまう可能性がありますので、ホームセンター等で売られているゴムチューブをカラビナ(またはSビナ)に通してやる事をオススメします。

※尚この記事は機材の落下に対して完全な対策を保障する物ではありません。落下の角度や衝撃によってはこの対策は全く意味をなさない可能性もあります。まずはご自身の機材・使用方法に合わせてアレンジをしたり、別の対策も検討してみる事を強くオススメします。



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