◆1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6 レビュー
作成日:2012.04.10 更新日:----.--.--

撮影例は30mm、F5.6、SS1/60、ISO3200。
( 20120406_京都水族館@J1はこれで撮影しています。)
※Google社はPicasaからGoogle+への機能移行を図っているようで、Picasaのタグ機能が正しく動作しなくなったようです。このレンズ固有の作例は追ってこのページに追加して行こうと考えております。

◇意外と良く写るように見えるレンズ◇
解像力はそれ程高くはないですが、コントラストが高めでシャープに見える類のレンズです。F値は普及ズームやキットレンズで一般的なf/3.5-5.6。元々センサーサイズは大きくないため、ボケを楽しむようなカメラではないですので、暗さによるSSの低下が気になる所かも知れません。しかしながらボディ(J1、V1)の高感度耐性が意外と高く、ISO3200位まで上げても意外と何とかなるシーンもあります(上の作例も水族館での撮影で、ISO3200まで上げています。)。加えてボディの機能「スマートフォトセレクター」や、電子シャッターを使った高速連写モードを使えばシャッターチャンスの面で苦労する事は少ないかと思います。
◇最大撮影倍率も案外高い◇
もう一つの売りとして、最短で20cmまで寄って撮影する事が可能です。35mm判換算として0.57倍相当の倍率があるため、ハーフマクロのような扱い方が可能となります。厳密に言うと少し違うのですが、一般的な用途ではよほど小さな物を撮影しない限りは、充分に寄れると思って構わないと思います。
◇ズームロックスイッチは若干面倒?◇
一眼レフを使っている方も、コンデジからの移行の方も、このレンズのズームロックスイッチは最初戸惑うかもしれません。何の事はない、ズームリングに押しボタン式のロックスイッチが付いているだけなのですが、他のレンズでこのようなシステムを導入している物がないため、最初は違和感を感じるかも。
◇気軽に撮るレンズ◇
いずれにしても気合を入れて撮影するためのレンズ・カメラと言うより、気軽にバシバシシャッターを切って、数うちゃ当る方式で楽しむ機材なのかなーといった印象。半分ボディのレビューになってしまいますが、AFが早く正確なので意外と良い写真を出してくれる事もあります。
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