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◆爬虫類・遺伝用語集
作成日:2011.02.20  更新日:2011.04.01
このページは現在編集中です。随時追加更新していく予定ですので暫くお待ちくださいませ。
ここではよく目にするけど、なんだかわかりにくい爬虫類用語、及びお店や本、WEBサイトなんかで見かける言葉をまとめてみようと思います。


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    う            け 
さ            ち  つ  て 
な  に  ぬ  ね           
ま  み  む               よ
    る    ろ  わ    を    ん


CB:キャプティブブリード(Captive Breed)の略で飼育下繁殖個体のこと。親がWCであっても飼育下で繁殖 を行って生まれた個体はCBとなる。

CSD(chromosomal sex-determination): 染色体性決定。GSD(遺伝性決定)の別称。


E
ESD(environmental sex-determination): 環境依存性決定。孵化する際の環境によって性が決定する。代表的なESDの例としてはTSDがある。


G
GSD(genetic sex-determination/genotypic sex-determination):遺伝性決定。性染色体によって雌雄が決定するもの。



Mutation:[遺伝学用語] ミューテーション。突然変異の事。

P
Polygenetic:→多因子性形質のうち、複数の遺伝子の組み合わせによってのみ決定する形質として扱われていることが多い。


T+アルビノ:メラニンと言う黒褐色の色素を作り出すチロシナーゼと言う酵素を持ったアルビノのこと。一般的に言われるアルビノのように赤目ではなく、黒い目になることが多い。

T-アルビノ:T+とは逆にチロシナーゼと言う酵素を持たないアルビノのこと。よくあるのは白色赤目。

TSD(temperature-dependent sex-determination):温度依存性決定。ESD(environmental sex-determination,環境依存性決定)の一種で、卵の孵化温度によって性別が決定する。ワニやカメに多く見られ、ニシアフリカトカゲモドキやヒョウモントカゲモドキもTSDである。



WC: ワイルドコゥト(WildCaught)の略で、野生下捕獲個体の事。



アザンティック:Axanthic。黄色色素欠乏の突然変異。生物種本来の色によってどう変化するかは異なる。

アネリスリスティック:Anerithristic。赤色色素欠乏の突然変異。生物種本来の色によってどう変化するかは異なる。

アメラニスティック:Amelanistic。黒色色素欠乏の突然変異。生物種本来の色によってどう変化するかは異なるが、爬虫類において一般的にアルビノと言われるのはこれ。

アルビノ:albino。本来は色彩変異の総称だが、爬虫類においてはアメラニスティック(またはT-アルビノ)の事を指す事が多い。



イエコ:ヨーロッパイエコオロギの略称。昆虫食の爬虫類の餌にされることが多い。

遺伝子座:[遺伝学用語]locus。ある遺伝子が占める染色体上の位置。例えばアルビノの遺伝子は、その生物の染色体上の決まった位置にしか出 現しないが、その決まった位置のことを言う。

インキュベーター:人工的な孵卵器のことで、爬虫類専用のものも市販されている。



エピスタシス:[遺伝学用語]
例えばメンデルが用いたエンドウ豆の色と形の例で二遺伝子交雑のパンネットスクエアを書いた場合、皺のある豆をw、緑色の豆をg、皺のない豆はW、黄色い豆はGとすると以下のようになる。
WG Wg wG wg
WG WWGG WWGg WwGG WwGg
Wg WWGg WWgg WwGg Wwgg
wG WwGG WwGg wwGG wwGg
wg WwGg Wwgg wwGg wwgg
黄色になる遺伝子Gと皺のない遺伝子Wは共に優性なので、■色の 箇所は黄色で皺のない豆になる。(9箇所)
またgのみが劣性ホモ接合となっている■ 色の箇所は緑色で皺のない豆だ。(3箇所)
同様にwのみが劣性ホモ接合の■ 色の箇所は黄色だが皺のある豆になる。(3箇所)
そして残されたw、g共にホモ接合の■ 色の箇所は緑色で皺のある豆だ。(1箇所)
通常、二遺伝子雑種のF2世代は通常表現形と して分離比が9:3:3:1の比となるのが普通だ。

ところがこの分離比をこれ以外の比にするような遺伝子間相互作用のある種が存在する。これをエピスタシスと呼ぶ。 エピスタシスの例は同じくエンドウの花の色などで知られており、その例をパンネットスクエアで表すと以下のようになる。
CP Cp cP cp
CP CCPP CCPp CcPP CcPp
Cp CCPp CCpp CcPp Ccpp
cP CcPP CcPp ccPP ccPp
cp CcPp Ccpp ccPp ccpp

豆の例と同様の場合は分離比が9:3:3:1になるのが普通だが、エンドウの花はccかppのいずれか一方がホモ接合するだけで白色の花を咲かせる。上の 図で言えば、■色の 部分が紫色の花を咲かせ、■ 色の部分が白い花を咲かせることになる。


温度勾配:通常爬虫類は自分で体温をコントロールできない。 そのため体温コントロールを自身で管理できるようにケージ内に高温部、低音部を作り、生体が温度を選べるようにする必要がある。温度の低い部分から高い部 分への温度の傾き(勾配)のことを指す。

温浴:脱皮不全で残った皮をふやかしたり、ダニ等を落とす目 的で生体をぬるま湯につけること。急激な温度変化は爬虫類にとって命取りなので、本来はそう言った状況にならないようにするのが最善。



ガットローディング:餌となる生物に栄養価の高い飼料を与 え、餌生物自身の栄養価を高める方法。実際どの程度高まるかは餌生物の種類や、与える飼料の種類によって大きく変わると思われる。

カルシウムパウダー:文字通りカルシウムの粉末。一言にカル シウムと言っても、製品によって原材料が異なるので使用の際は要注意。



強制給餌: 拒食している生体に人為的に餌を強制する事。口を開かせ餌を無理やり押し込む等の方法を取るため、生体への負担は大きい。専門家の判断の下に最終手段的に使う。

共優性:[遺伝学用語]2種類の対立遺伝子が1つの細胞/生物個体にあり、どちらも検出可能な場合、そのような遺伝子の型を共優性と言う。人間のABOで言えばAB型が共優性の代表例。本来は検出さえ可能であれば外見上見えなく ても共優性と言うが、爬虫類においてはヘテロ接合の際に特別な表現型となる場合に言うケースが多い。
  また"検出可能な場合"と言うのがキーワードで、どのような検出方法を用いるのかと言う観点に立った時に、言葉のニュアンスが変わってくる言葉でもある。(上記の人間のABOの場合は血液検査で検出可能だし、爬虫類のモルフ(品種)の例では外見的に識別可能である事が"検出可能な場合"を指す。) 不完全優性とは同一視される事がしばしばある。

拒食:生体が餌を拒む事。ただ拒食と言っても、殆どの爬虫類は毎日は餌を必要としないため、人間が勝手に拒食に陥ったと思い込みあれこれするのは危険。専門家の意見を頼るべき。



クーリング:Cooling。通常飼育下で加温していれば年中一定の温度になるが、意図的に生体に冬を意識させるために温度を下げる事を言う。その目的は繁殖促進であったり、冬眠目的であったり、種によって様々。 ヒョウモンやニシアフリカなどのトカゲモドキでクーリングを行う場合は繁殖促進で行うケースが殆ど。

クラッチ:clutch。1度の交尾による産卵の回数の数え方。爬虫類は1度の交尾で1度に卵を数個産み、時間を置いて再度交尾をしないまま再び卵を数個産み落とす。ヒョウモンやニシアフリカトカゲモドキでは1度 の交尾で平均して4〜5クラッチ程度(1度の交尾で2個×4〜5回前後産卵する)。



ケージ:Cage。飼育容器のこと。よく「ゲージ」と間違えて使っているケースを見かけるが、ゲージでは測量器具や鉄道用語などになってしまうのでご注意。



後肢:こうし。後ろ足のこと。人間で言えば足にあたる。



サーモスタット:ヒーターの温度を自動調整するための機器。 爬虫類やペット専用の物も市販されている。

再生尾:さいせいび。自切した尾は時間経過で再び生えてくるが、その新しく生えた尾のこと。種類によって元の尾と見分けがつかない物や、全く別物になる物がいる。ヒョウモンやニシアフリカなどのトカゲモドキでは、一目見て再生尾とわかる形で再生する。

サイテス:CITES。Convention onInternational Trade in EndangeredSpecies of Wild Fauna and Floraの略。絶滅の恐れのある野生動植物の国際取り引きに関する条約・・・いわゆるワシントン条約のことで、絶滅危惧種など野生動植物の流通を規制するための条約。その重要度等により付属書I〜IIIに動植物名が記載されている。

ザンティック:Xanthic。黄色色素が強い突然変異。生物種本来の色によってどう変化するかは異なる。アザンティックの逆。



シェルター: 隠れ家となる物。流木や石、割った植木鉢などから、市販の物まで様々。上部に水を入れることができるものもあり、ウェットシェルターと呼ばれる。

紫外線:UVとも言うが、紫外線にはUVA、UVB、UVC の3種があり、生体の種類によって要求する量が大きく異なるので、生体に合わせて日光を取り入れたり、UV照射のできるランプを用いたりする。

自切: じせつ。自ら尻尾を切り落とす事。外的に襲われた際に防御反応(擬似餌)として切除する事が多い。

シノニム:synonym。元々同義語や類義語を意味する英単語で、別名、異名とも言う。動植物においては何らかの理由で2つ以上の学名が付けられた際、無効になった方の名前をシノニムと呼ぶケースが多いようだ。

ジャングル:jungle。本来規則正しいバンド模様のような柄の種類において、不規則な(迷彩パターンのような)模様こと。



ストライプ:stripe。背骨の向きと同じ方向に線が入った模様の事。



全肛孔:ぜんこうこう。ヒョウモントカゲモドキやニシアフリカトカゲモドキの総排泄口よりやや胴体側にある穴。雄では外見上は腹側の鱗が白いのに対して、全肛孔はブルーグレーの鱗に見えるため雌雄判別に使われる。本来の役目は分泌器官。上記トカゲモドキ以外にも全肛孔がある種は多数いる。

前肢:ぜんし。前足のこと。人間で言えば手にあたる。

全長:ぜんちょう。頭部の先端(鼻の頭)から尻尾の先までの長さ。



総排泄口:そうはいせつこう。爬虫類や両生類(鳥類も)は、生殖器と肛門が一つの穴に格納されているため、その穴を総排泄口と称している。

相補性:[遺伝学用語]エピスタシスの例におけるcとpの関係のように、異なる遺伝子上の突然変異が、同一の表現形に影響する。例えば、エピスタシスの例で示したエンドウの花の例で言えば、野生型は紫、突然変異は白だが、ccあるいはppのどちらか一方の劣性ホモ接合があれば、他方が野生型の表現型となる組み合わせであっても、覆い隠すように白い花をつける。



対立遺伝子:[遺伝学用語]allele。特定の遺伝子がとりうる、あらゆる型。例えば爬虫類のアルビノをaとするとノーマルはA(またはA+)と表現できるが、このaもA(A+)も対立遺伝子。

多因子性形質:[遺伝学用語]multifactorial trait。一組の遺伝子座で表現系が決まらず、複数の遺伝子座の遺伝子の組み合わせや、環境などの様々な影響により表現が決定する表現系のこと。

脱皮:成長や代謝に伴って古い皮を脱ぎ捨てること。トカゲモドキのように脱ぎ捨てた皮は自身で食べてしまう種類もいる。

多面効果:[遺伝学用語]突然変異遺伝子等の多様な形質への 影響や、時には無関係に見える形質への影響。
 例)白い毛と青い目を持つ猫の40%は生まれつきの聴覚障害を持つ事が知られている。



テリトリー:territory。本来は領域の意味。爬虫類をはじめとする動物では縄張りの意味で用いられる。種類にもよるが、性成熟した雄はこの縄張りを巡って激しく争うことが多い。



頭胴長:とうどうちょう。頭部の先端(鼻の先)から尻尾の付け根までの長さ。

ドリッパー:ドリップ式給水器とも。点滴のようにしたたる水 滴で給水する。動く水しか認識できない一部の爬虫類などに使う。

トレーディングネーム:一般的に用いられる通称。



ノーマル:その種類の野生下で見られる本来の色形。野生表現型と同じ。



ハイブリッド:hybrid。いわゆる雑種。犬猫の雑種は少し事情が特殊で、本来の雑種は文字通り、異なる種の交雑の事。一時期話題になったトラとライオンの雑種であるライガーなどが雑種=ハイブリッドとされる。ブリーダーにおいてハイブリッドの作出は遺伝子の汚染となるためタブー視されている。

ハイドボックス:隠れ家のこと。最近では表現としてシェルターの方が使われている。

ハイポメラニスティック:Hypomelanistic。黒色色素減退のこと。アメラニスティックと近い事が多いが、黒目。

ハウスクリケット:イエコオロギ。殆どの場合がヨーロッパイ エコオロギのこと。

ハウスゲッコー:イエヤモリ。餌用ヤモリをこう表現するケー スも。

バスキングスポット: ケージ内の一箇所(スポット)を日光浴に近い光線を出すライト等で部分的に高温にすること。

パステル:色彩が淡くなり、模様が薄いカラーバリエーショ ン。殆どの場合ハイポメラニスティックと同義。

パターンレス:本来ある模様が消失したバリエーションのこと。

ハッチ:hatch。孵化すること。用法によってニュアンスは若干変わる。

ハープタイル:Herptile。両生・爬虫類の総称。

バーミキュライト:ヒル石を破砕焼成したもので、保湿性、通気性が高いために産卵床として用いられることが多い。

ハンドリング:生体を手に乗せたりなどして触ること。

パンネットスクエア:PannnetSquare。パンネットの方形とも。遺伝子の掛け合せのパターンを表の形式にしたもの。例えばニシアフリカトカゲモドキのアルビノをa、それに対する野生型をAとした場合にヘテロ接合の個体はAaと表せるが、ヘテロの親同士を掛け合わせた場合のパンネットスクエアは以下のように表せる。
  A a
A AA Aa
a Aa aa




ヒーター:保温器具のこと。種類は様々でケージの底面や壁面に貼り付けたりして使うフィルムヒーター(シートヒーター、パネルヒーターとも)や、暖突(商品名)などの遠赤外線で空気を温めるタイプの物など種類は様々。

ビタミンD3:カルシウムの吸収を助けるために必要なビタミン。多くの生物では日光に当たることで生成されるが、夜行性の生物がどのようにD3を作るかはわかっていないため、人為的に補うこともある。

尾長:びちょう。読んで字の如く尻尾の長さのこと。

ビバリウム:自然環境を再現したかのようなケージレイアウトを施す事。熱帯魚等の水棲環境をアクアリウム、砂漠などのテラリウム、亜熱帯のような水と土と緑のあるアクアテラリウムなどあるが、広義では全てビバリウ ムに含まれる。

ピンクマウス:ハツカネズミの子供。大きさが小指(ピンキー pinkie)と同程度であることからその名がついた。



不完全優性:[遺伝学用語] ヘテロ接合の遺伝子型の表現形が、二つの遺伝子の中間的表現形となる。
例)キンギョソウの花の色などで、II(赤)×ii(アイボリー)=Ii(ピンク) 等のように両者の特徴の中間となる例。この場合のIi(ピンク)は中間雑種と呼ばれる。主に量的形質で観測される事が多い。
  また、遺伝学的な場ではしばしば完全な優性(completely dominance)に対する言葉として不完全優性(incompletely dominance)が用いられ、単純に中間雑種が産まれるこのようなケースは半優性(semi-dominance)が用いられる事の方が多い。
  共優性との違いがしばしば議論されるが、明確に共優性と分断して考えられる言葉ではないと考えるのが一般的なようだ。

複対立遺伝子:[遺伝学用語]対立遺伝子が3種類以上あること。複対立遺伝子として知られる例では、マウスの毛色を決める遺伝子座の一つであるA遺伝子座において、 取りうる遺伝子はA[y](イエロー)、A[w](アグーチフォックス)、a[+](野生型=アグーチ)、a[t](ブラック&タン)、a(ブラック)の 5種類がある。()内はいずれも色名。

フタホシ:フタホシコオロギのこと。

ブリード:Breed。人工繁殖のこと。ブリーダーはそれを行う人。

プローブ:セックスプローブとも。雌雄判別に用いる棒のこと。



ヘミペニス:蛇やトカゲの雄の体に左右2本の生殖器。

ヘテロ:[遺伝学用語] Hetero。異なる遺伝子が一つの遺伝子座におさまった状態。よく劣性遺伝子が優性遺伝子の影に隠れた状態…等とも言い表されるが厳密には誤り。ヒトの AB型もヘテロであるし、O型がAやBの影に隠れたAOやBOもヘテロ。



ホットスポットバスキングスポットとも。

ホモ:[遺伝学用語] Homo。同種の遺伝子が一つの遺伝子座に治まった状態。ヘテロの逆。劣性ホモ接合とか、優性ホモ接合等のように使う。



メラニスティック:Melanistic。アメラニスティックの逆で黒色色素が強い突然変異。生物種本来の色によってどう変化するかは異なる。



モルフ:Morph。生物固有の異形体。野生型とは異なる表現形が、遺伝する表現型として固定されている場合にモルフと呼ぶ。遺伝されない形質はモルフとは呼ばない。



野生表現型: 本来その生物種が野生下に生息している際の色形のこと。突然変異(Mutation) を起こしていない本来の姿。



優性形質:[遺伝学用語]dominant trait。ある対立遺伝子ヘテロ接合の遺伝子型として存在する場合に、表現型として現れる方の対立遺伝子の形質を言う。

床材:ゆかざい(とこざいとも)。ケージの底面に敷く土など の材質。自然環境を再現するために土や砂等を使ったり、人工的なキッチンペーパーや新聞紙、ペットシーツなどを用いる事も。



卵生:繁殖の際に卵を産むもの。

卵胎生:単に胎生と呼ぶ場合もあるが、卵ではなく子供を産み落とすもの。



リューシスティック:Leucistic。黒色色素欠落と言われているが、実際は違うとの見解が強い。アルビノは遺伝子的にメラニン色素が欠損しており、突然変異に分類される。 これに対してリューシスティックは白変種であり、遺伝学的に何かが欠損しているとか言うわけではない。 つまり、真っ白な犬や真っ白な猫…のように、真っ白となる確率こそ低いものの突然変異ではないと言われている。 何故このような真っ白な体色を遺伝情報として持っているのか?と言う疑問に対する答えは諸説あるらしいが、あらゆる生き物は繰り返し訪れた氷河期を経験した事により、その雪や氷に対する最も有効な保護色である白を遺伝情報として持っていると言う説が有力なようだ。 ちなみに“リューシスティック”の語源は、ギリシャ語で『白』や『純粋』を意味する『leukos』らしい。 このleukosはフランス語で言う所のpurであり、英語で言う所のPureに相当する。・・・とは言うものの、変温動物である爬虫類が本当に雪や氷を保護色にしたのか?と言うのは幾らか疑問が残る。

量的形質:[遺伝学用語]Quantitative trait。身長や体重、色のように、連続的な尺度で測定される形質で、複数の遺伝子が組み合わさった効果と、環境に影響されて生じる形質。



劣性形質:[遺伝学用語]recessive trait。ホモ接合の時にだけ発現する対立遺伝子の形質。

レプタイル:Reptile。爬虫類のこと。

連続形質:[遺伝学用語]Continuous trait。表現型が明確な階級(段階)に分かれておらず、一方の端から他方の端まで連続する範囲を取りうるような形質。例えばヒトの身長などがこれに該当する。





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