前回買ったKaigelu316が割と気に入ったので、316Aも買い足しました。

今回は僕好みのアンバー系軸。

なんですけれど…

ぶっちゃけ現物の色味はあんまり好みじゃなかったです。
アンバーのような透明感があまりなく、泥でも混ざったような、少し濁ってくすんだ色合い。
外観だけなら色の好み加点を足してもまだ前回買った316の青系マーブルの方が出来がいい気がします。

ライティングをしっかりやって、その上現像まで追い込めばサンプル画像っぽくはなるんでしょうけれど、まあ盛り過ぎかなと。
今回はそこまでやる気起きなかったので、カーテン越しの光で適当に。

肝心の書き心地はと言うと、316の時よりも更に僕好みだったかなーと言う感じ。
316は個体差なのか、極稀にシャリって言う感触が混ざるんですが、こちらは全くそんな事はなかったです。

ニブのカラーリングは316とは反転した配色ですね。あちらはカンガルーマークが金だったのに対してこちらはカンガルーが銀。
相変わらず塗装はみ出しまくりなのがちょっとなんと言うかその…ですが、書き心地が予想のだいぶ上だったので良しとしましょう。単に当たりだっただけ説もありますけれど。

あと316であった臭い問題も、こちらは殆どしません。
あえて殆ど、と書いたのは、鼻を近づけてよくよく嗅げば同様の臭いがするから…ですね。

うん。

まあその、316と大差は無いのでこちらについては特段語る事は無いです。

こちらについては。

はい。

と言うことでね…

どうせ中華万年筆買って、深圳経由ではるばるやってくるならついでにもう一本買っておこうって事で、やっちまいました。

悪趣味万年筆 Fuliwen 017。
Fuliwenって富利文って書くんですね…(笑)

僕は蛇好きなので、可愛らしい蛇の回転止めはそのまま付けておいても気にならないんですが、一応…と言うか普通に外せますので苦手な方はご安心を?
むしろ僕としてはもうちょいちゃんとキャップの上の方でがっちり止まってくれた方が回転止めとして仕事してくれたのに、結構スカスカやんけって言う印象。

そもそも蛇が無くても悪趣味は悪趣味だと思うので、そうそう買おうなんて人はいない気もしますけれど。僕はなんだかんだこのちょっとだけバルファルクを彷彿とさせる配色が結構好きです。


ニブはただの鉄ペンだと思っていたんですが(値段が値段なので碌に調べなかった)、18KGPとあるので信じるのならば金メッキってコトですね。まあニブにメッキを施しても全体の撓りとかにそこまで影響せんやろとは思うので、あんまり書き味に貢献してるとは思えませんが。

肝心の書き心地はと言うと、Kakunoの<M>のような潤沢なフローと太字から来るぬるぬる系でかなり気持ちいいです。これもアタリだったかなー。

太字万年筆と言えば以前買ったKaweco sportの<B>が、線の太さこそ好みだったものの、軸のチープさと小ささと太字にもかかわらずスティールペンっぽいザリザリ感が気に食わず我慢していたんですけれど、なんも期待せずネタのつもりで買ったFuliwen 017が代わりに仕事をこなしてくれそうです。

ちなみに文字の太さはこんな感じ。(*インクはPILOTのBlueBlack。Kawecoのみ水で薄めた色彩雫-月夜。)

<M>で公称値は0.78mm(だったかな?)ですけれど、Kawecoの<B>並の太さはありそうです。

折角の太字なので色ムラが出やすいインクで遊ぶと楽しいですね。
僕は今のところ、SAILORのゆらめくインク『白夜』で遊んでいますが、インク本来の視認性の悪さはさておいて、派手にムラが出てくれるので遊び甲斐はある感じです。