いつもお世話になっている虫屋のS氏と共に、地元にあるオオクワガタの有名産地(?)へ行ってまいりました。
ただ有名産地と言ってももうそれは20年以上も昔の話。
今となっては破壊され尽くした台場クヌギや伐採されてしまった台場クヌギ、枯れた台場クヌギが殆どであまり良質な台場は残っていません。
それでも全国的に見れば全然良い場所と言えるのかも知れませんが。
虫のコトはかなり詳しいものの土地勘が無く昔を知らないS氏が、「オオクワ採れた地域の雰囲気でも掴めれば」と仰るので、蛾や他のクワガタもいるだろうしそれも一興かもしれないと思い、アクセスが良い割にまずまず台場が残る地域へと赴きました。
覚えている限りの台場を回ってみてもあまり虫の気配がありません。
蛾も少なかったような…。
暫く歩いていると、S氏が間延びした台場に付いたヒラタクワガタを見つけました。
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正確に測っていませんが、目視では4～5cm位はありそうな感じです。
虫に詳しくない僕としては、これもなかなか良い虫に見えます。
ここまでろくな成果が無かったのでしばし撮影に没頭する二人。
撮影中気になっていたのが、頭上から聞こえる羽音とコツンコツンと木に何かがぶつかる音。
S氏が撮影している間、ライトを片手に辺りや頭上を見渡していると…
ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵ・・・・ﾎﾞﾄｯ…！
僕「なんか落ちてきたでｗ」
S氏「えっ？なんですか？」
僕「さあ、良くわかんないけどアレ甲虫ですよね」
S氏「ちょ、オオクワガタじゃないですか！」
僕「えっ」
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何故ここに落ちてしまったのか解せぬ。と言った感じのオオクワガタ氏。
暫くそーっとして置いたら少しずつやる気を出してきたのでパシャリ。
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これが10年ほど前に巷を騒がせ、一時高値を付けた(らしい)オオクワガタだとは…。
子供の頃見たっきりだったので20年ぶり位だろうか。
いやあ、まだいるんですねえ。
オオクワガタも良いのですが、この日はもう一匹クワガタが採れました。
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こちらはノコギリクワガタ。
水牛のような大あごのフォルムが夜の森で異彩を放っていました。
それにしてもクワガタを探すと、童心に帰りますね。
夜の闇にかすかに香る樹液の匂い、湿った空気、とてもワクワクします。