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◆北九州旅行記 (海ノ中道海浜公園編)
更新日:2013.02.19 



出発編でどうにか辿りついた海ノ中道駅。
玄界灘と博多湾に挟まれたこの地にはいくつかのレジャー施設がある。(と言っても、現地の人が気軽にふらっと言ってちょっと遊ぶ程度の小規模な物ばかりですが。)
代表的な所では、「マリンワールド海ノ中道」と言う水族館と、「海ノ中道海浜公園」と言う大規模な公園がある。今回の旅、1日目の目的は志賀島への陸繋砂洲を渡る事、志賀島の展望台まで行く事の二つなので、ここはひとつ軽くサラッと通り抜けられそうな海ノ中道海浜公園へ寄る事にした。

海ノ中道駅到着時刻、2013年02月16日 午前11時。

早速海ノ中道駅口から公園へ入る。
公園と言っても有料の国営公園だ。入場料は大人一人で400円。ちょい高い。万博公園の2倍である。
入場券を買ったらスタッフが中から走って出てきて、入場券の確認をし、半券を受け取った。
流石にオフシーズンな上に現地民にとっては寒いのか、中で待っていたようだ。
ちなみにこの日の気温は知らないが、2月の真っ只中にもかかわらず僕は「Tシャツ半パンでいいやん」ぐらいの気温に感じた。大阪でいえば3月末〜4月頭ぐらいの気温である。海辺にも関わらず、だ。
(尚、この旅に関して色々情報提供をしてくれた長崎県民のM嬢曰く、「マフラー&コートがないと寒いよ!」発言には正直驚いたが、きっと薄手のマフラーとスプリングコートに違いない。)


さて、公園内に入ってみると…。

だだっ広い空き地と、長い長い道が広がっていた。
道路を見ると、自転車のマーク。
すれ違う人、追い越す人もみんな自転車。

!?

なにこれ、レンタサイクル借りるのがデフォルトなの!!?

しかし気が付いた時には時すでに遅し。
入り口からはだいぶ進んでしまっていた。
諦めて歩いて回る事にした。

園内地図を見ると、公園に入ってすぐ右手奥に潮見台があるようなので、まずはそこから海を拝むことにする。
(園内地図へのリンク:http://www.uminaka.go.jp/img_accessmap/guidemap.pdf)


自転車道を数分てこてこ歩いていくと、海側へとつながる木道が見えてきた。
既に南国情緒漂っている。

木道は、潮風を浴びているにも拘らず、目立った損傷もなく綺麗だ。
比較的新しいのだろうか。

ひとまず海を眺めに潮見台へ。


早速見えてきた海。

とにかく青い。
ゴミが多いのが残念であるが。
ここから元来た東側に目をやると、海岸線が綺麗なカーブを描いている。

地元民はこの海を見て、「汚い」と称するのだから贅沢な物である。
いずれ「本当に汚い」大阪湾を見せてやりたいものだ。

同じようにここから西を見ると、1日目の目的地である志賀島が見える。

近くに見えるが、歩くとなると案外遠そうだ。
尚こちら側の砂浜へは柵があって降りられない模様。
…と言ってもぼろっぼろに壊れた木柵。隙間だらけである。その気になれば簡単に降りられるが、良い大人は絶対に降りないように。「絶対に降りるな、と言われたら降りたくなる」と思っても、繰り返す。降りないように。

潮見台を後にし、シーサイドヒルシオヤとやらを経由して動物の森を目指す。
決して「どうぶつの森」でぐぐったら一番に来るであろう、アレとは違う。(ハズ
道中はただひたすらに「掃除はしてるけど整備はしてません。」的な道がずーっと続く。 園内を囲んだサイクリングロードの外側、サイクリングロード上などはこんなものか。
道中お連れ様と、「ここのスタッフって公務員だよなー。国営だし。緩くていいよなー。」とか失礼極まりない会話を繰り広げる。オンシーズンは地獄だろうけども。

ひたすらてこてこ歩いていると色んな小鳥がいたり、トンビが間近を飛んだりと鳥好きにはまた良い場所ではなかろうか。更に歩いていると、枯れかけの椿の花がちらほら。

大阪ではまだ綺麗に咲き乱れている椿を見かけるが、ここのはもう終了な様子。

そうこうしている内に動物の森の北門に到着。
ここの動物達は基本的にフリーダムでなんか独特の雰囲気がある。特に柵が設置されていないアカツクシガモをはじめとする水鳥は、動物の森の中を勝手に走り回ってるので面白い。ある程度の大きさの生物達には名前がついているのも味がある。
(動物の写真はサムネイルクリックで大きい写真を別ウィンドウに表示。)

餌の販売機が近くにあるので人間との距離感も凄く近い。とにかく人馴れした子ばかり。
ちなみにカピバラとかカンガルーとかも普段はいるらしいが、この日はお休みでした。あとヒョウモンリクガメは見つけられんかった。

動物の森には菜の花畑があって、咲き乱れる菜の花が春の陽気を感じさせる。なんかもうここ冬じゃないわ。

水鳥の池へ行ってみると、こっちもまたフレンドリー。(と言うか餌目当て)

コブハクチョウが寄ってくる。
「おっ?おっ?餌くれんの??」と言わんばかりの顔である。
しかしこいつはなかなか現金なもんで…

餌がもらえないとわかるやいなや、そそくさと退散するのである。
ぬう、なかなか利口な奴だ。

このコブハクチョウと一緒に回遊しているコクチョウさん…

眼光鋭くなかなか強面なんですが、ここの個体はなんか錆びた自転車みたいな「ケ…ケェ…」と言う微妙な鳴き方をしてくれます。普通のコクチョウはもっとピィー!とかキィー!とか鳴くんですがw

と言った辺りで動物の森を飛び出して、バラ園とフラワーミュージアムの方へ。
ここのバラはもう完全にオフシーズンで、枯れかかった花すらほとんど見かけませんでした。
なんにも咲いてないのかって言うとそんな事もなくて、それなりにシーズンの花がぼちぼち咲いている…と言った印象。(こっちもサムネイルクリックで大きい写真を別ウィンドウに表示。)


歩きながらパンフレットを見ていると、どうやら夏場はプールがあったりとか遊べる噴水があったりとかで、そんな時期にカメラを持って歩こうものなら間違いなく通報されそうな雰囲気満載なのでご注意を。カメラ持ってうろうろできるのはオフシーズンならでは、と言った所だろうか。

大阪や京都でこのクラスの公園ならば、公園の趣旨に関係なく必ず数人は見かける野鳥撮影のおじ様、御老人は一切見かけませんでした。
あ、代わりにコスプレイヤーが何組かフラワーミュージアムの辺りを占拠しておられましたけれども。

脱線はさておいて、時間はもう13時半。
ただ通り抜けるだけのつもりがずいぶん時間を食ってしまったので出口へと急ぐのでした。

つづく。




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