北摂の春

(※はじめに。疲労のあまり脳味噌が仕事しよらんので、色々日本語が残念になっていることをお詫び申し上げます。)

日中だとトカゲや蛇をちらほら目にし始めるし、夜になればそこかしこでカエルが鳴き、ヤモリたちも積極的に活動し始めるシーズンです。
ちょうど今の季節ですと、タゴガエルやシュレーゲル、カジカ、モリアオなんかが集まり始めて様々な鳴き声が聞こえます。
田んぼや沢に行くとそれらを狙った蛇たちにも多く出くわします。

普段はそんな両生類爬虫類を見るためにほっつき歩いてるわけですが、それ以外の自然も春らしい気配を見せてくれます。
最近は虫屋の方々にお誘い頂いて、春らしい虫を見に行く機会をちょくちょく頂いております。

普段の両生類・爬虫類探しですと、気温・湿度・日照・風量位しか気にしないものですが、虫の世界はそうもいかないそうで、それらだけでなく月齢なんかも気にしないといけないそうです。
(月が明るいとライトに集まってこない)
逆に種類によっては多少の雨はものともしないこともあるらしく、両爬探しとはまた気にするポイントが全然違って面白いです。

と言う訳でそんな春の虫の中からとてもインパクトの強かったものを少々。
ビジュアル的に強烈は強烈だと思うので、一応記事は折りたたんでおきますので、興味がおありの方は続きをぽちっとしてご覧ください。

処は北摂、時刻は夜。
春の蛾として有名なオオシモフリスズメを見に行こう…と言う事で出向いてまいりました。
虫に詳しい方なら「なんだオオシモフリスズメか。」となるような虫ですが、残念ながら今回の記事にオオシモフリスズメは出てきません←
市街地でも桜と、丁度よい山なり林なりと、集まることができる光さえあればいるようですが。
で、数日にまたいで里山や山の街灯チェックをして回った訳ですが、これがなかなか出会えず。
図鑑なんかには3～4月に見られると書いてはありますが、それは当然地域差あってのことで、探しに行った北摂の某所は標高が高めなため4月中旬の1～2週間程度だろうとのこと。
ここのところは雨も風も強くて蛾を探すにはなかなかシビアな天候が続いた中、やっとの好条件だと言うのに。

そんなこんなで「いねぇいねぇ」言いながら探し回っていると。。。
S氏が何やら発見した模様。
虫屋の方々のテンションがにわかに上がる。

なんだなんだとみてみると…

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強烈なインパクトを放つ蛾が一頭。

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はい、蛾をよく知る方ならお馴染のイボタガです。
羽の模様がこんなにも強烈で印象的にもかかわらず、実はわたくし、生まれてこの方三十余年、今の今まで一度も見たことがありませんでした。
かっこいい、こわい、すごいが入り混じった複雑な印象を受けます。
自然は何を思ってこの造形を生み出すのか、不思議でなりません。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-xC6qIsEm32M/VTPZg_eUpkI/AAAAAAAAc0w/X49KTIogBE4/s144-c-o/DSC_9510.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150418_#6139489877853775426″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_9510.jpg” ]
そんなイボタガですが、案外顔はキュート。

身近な自然なはずなのに、目線が違うとこれほどのインパクトの者すら見落としてしまうのが、まだまだ奥が深い世界だなあと思う訳です。