いつかの

少し前の事。

疲労が抜けぬなあと思いながら、集中力を欠いた状態で墓の近くをたらたら歩いていた。

いつものマムシに会うポイントを数歩過ぎたあたりで、「あっ…」と思い振り返ると…

向こうも、「えっ」って顔してた。
驚かせてすまん。
普段ならいるかも知れないって気にしながら歩くんだけどねえ。

 ちなみにこの子は連日連夜、かれこれ1か月近くの間毎日会い続けている個体。ここまで毎日見ていると気分的には飼育個体みたいなもんだけど、毎日毎日元気で出会っていた個体が急に次の日死骸で見つかるとか言う事もよくあるのが自然なので、僕は遠巻きに眺めるにとどめたい。
 特に夏は自然の死骸処理班が一晩程度で綺麗さっぱり跡形もなく片付けてしまうので、毎日外に出ていないと死んでしまった事にさえ気付かない事も多い。「ああこの死骸は昨日見たこの個体か…」ってなる事は本当に多いと言うか日常茶飯事なので、変に感情移入するとそう言う場面で辛い。

出来る事ならこの先も、また来シーズンも、その次のシーズンもこの個体に出会いたいと言う願望と愛着も沸いてしまうが、この個体が生き残ると言う事はそれだけ喰われる生物がいると言う事で、それが自然と言うもん。

ほんと自然って無情。そしてそこが良いところ。

さてなんかこう集中力が無い時が一番やらかしがちなので、気を付けねばなと改めて実感した。いや、特にそんな危険な状況だったとかでは無いんだけど。とにもかくにも意識が散漫な自覚があった。

で、こんな日はダメだ、早く切り上げようと、帰路に向かったところ…

すぐ横を巨大な物体が通過した。


は?キイロスズメ?

集中力無く反応したにしてはよく写ってたなとは思ったが、まあそれは置いといて。飛び去った方向へついて行くと…

カラスウリを吸うキイロスズメの姿が。

うおぉ…

カラスウリにスズメガ来るところ初めて見た。カラスウリに来るにはある条件が必要だろうと思っていたのだけど、よくよく思い返すと咲いている時期にこれまでその条件を満たす日に出くわさずだった事に気付いた。

やっと念願叶ったが…ちょっと遠すぎやせんか。

こっちはエビのケツ。

カラスウリを奪い合うようにしてキイロとエビガラはバチバチ牽制しあっていたが、エビガラが場を追われることになったようだ。

このケツを最後にこの夜は再び戻って来ることは無かった。

…おのれキイロスズメ…仲良く吸えよ。

とりあえず初めて見る事が出来て嬉しいのだが、撮影ってなるとまた別の方法考えないとな気はする。ネットの海を彷徨ってみても、みんな割と苦労してそうな写真ばっかり出てくるし。

カラスウリ生えるところってこの辺だとブッシュだったり斜面/崖だったりが多いように思うので、まず近付く手段から模索せねばならんのかなあ。

河川敷とかあれば行けそうな気がするけどどうなんだろ。某空港のトコなんか良さげな気はせんでもないが、ちと明るすぎかなあ。

長らく行ってないが、割と良かったようなそうでも無かったような…。

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