僕の周り(の主に虫屋と花撮りの人の間)で何故か人気のSIGMA 150mm MACRO。

以前から使う場面はちょくちょく目にしていたが、傍目には結構使いにくそうなレンジだなあと思って見ていた。虫屋諸氏&花の方々も「結構使いにくい」とは言っていたが、そう言う割にそこそこ高い頻度で使っていて。

扱い辛さはあるけれど、昼間近付き辛い生物には良いのかな、なんて漠然と思っていた。

それまで150前後のレンジの使用経験はと言うと、APS-Cに90や105を使ったり、もしくはZoom Micro Nikkorを使っていた事が多かったんだけれども、いずれも諸々の欠点があって長らく150前後は空席であった。

僕はメインがほぼ夜で昼のフィールドは殆ど行けないから、普通に考えたらライティングがしんどい長玉は絶対に使いにくい。とは言え、やっぱり近づき難い生物相手の事を考えたら持っておかなきゃな…などと迷っていたタイミングで、北の鱗翅屋さんからTwitterで何かの話の時に「150マクロ良いよ」と言われてしまい(笑)

そんで去年のいつ頃だったか忘れたけど、「もういいや、合わなきゃ売ればいいだけ。買ってしまえ。」と。

で、ちょくちょく遠い被写体とかで使っていたんだけれども、やっぱり今までのライティングではしんどくて、使うのは昼専用、流石に夜はもう置いて行っても良いかなって気分になってたんだけど、折角ライティング魔改造したじゃんって事で、60よりかはこっちの方が相性良さそうかなと持ち出してみた。

長い前置きだなあ…w

そうなんですよ。

新ライティングで150mmマクロ運用してきたんですよ。

長い前置きだったので結論からもなにも…なんだが、新ライティングも、D850+150マクロ+トランスミッターもそれぞれどっちも片手で支えるにはかなりしんどいけど、結果はだいぶ僕好みな感じ。

夜は当面これが主力かな~と言う感じにはなった。

ってなワケで、またしても碌な被写体に出会わない日だったけど、適当につらつら貼るんで、良かったら見てってくれ。

オオ…かなあ。なんとなく。

新ライティングは割とこう言う被写体が得意な感じに作ったので、これとか後に出てくるツユムシっぽい物が狙いに近い雰囲気。
他はなんだかんだポテンシャルを発揮できるシチュエーションじゃなかったので今までのダメなところを引きずってる感あるけど、物理法則は曲がらないのでどうしようもないのかなーと。

先日変な姿勢で死んでたカブトムシ、ひっくり返って菌にやられてた。
こう言う被写体の場合はもう少し短い90とか105辺りが良いのだけれど、今そのレンジで買いたいの無いのがなあ。
90買い戻してミラーレスで使えばいいんじゃねって思ったんだけど、F017はまだZ対応してなかった…。(F004が対応済み)

うーん…w

ヤガ!w

と言いたいところだが、翅形がなんとなくシャチホコっぽい。

シャチホコに絞ってばばーっと絵合わせしたところ、ウスイロギンモンシャチホコがそれっぽいかな?
ホストがミズナラ、コナラ、クヌギらしいので、まあ多分合ってるでしょう。

シオカラさん。

飛んでる所マジ見ない。最早夜その辺で寝てる生物って言う印象でかたまりつつある。言うて殆どおらんけど。

ツチイナゴのようちう?

草むらの隙間とか通すのは構造上前より苦手になったけど、まあこう言う雰囲気も別に良いよね。

キマダラカメムシ

こんな撮り方する以上はライティングなんてなんでも一緒な気はした。

ヤマトシジミ。

コイツって普通に年何回も出てるような虫よね…?

うちの辺りだとほぼ9~11月しか見ないんだけど、春~夏はどこおるんや。小さいから草木に紛れてるだけ…?
フィールドじゃなくて庭ってなると5月位から6月と、9月以降、つまり夏以外はずっと見る気はするのだけれども。

褐色のツユムシ的なひと。
新ライティングは直翅楽な気がした。

とは言え距離が開くと一気に辛くなるのは旧ライティング同様。
少し被写体まで遠い場面では、旧ライティングの中距離程度とほぼ効果が変わらなくなるけど、まあ物理現象だし、前と同等の効果得られる距離が1歩分ぐらい差があるので…。
ちなみにカマキリ共々DXクロップ。ワーキングディスタンスで1m~1.5mってところかな。

ヒメウラナミジャノメ。
正面から光当てる撮り方だと結局何やっても大差ない気がした。
こう言う場面は多灯で背景考えた方が絶対良いんだけど、新ライティングでも今まで通り両手埋まるので多灯は無理無理カタツムリ。

湿った葉っぱが旧ライティングみたいに簡単には白トビしないので、ダイナミックレンジの広いカメラならより強みを生かせそうな気はしているけれど、もっともっと数試さないと何とも言えないところ。ガンガン試したいネ。

ラストは今日もいましたオオゲジ脱皮。

天気からして絶対おるやろなと思ったけど、まあおるよな。

とりあえず新ライティングはありものをガチャガチャ組み合わせて作っただけなので、まだスリム化、軽量化はできるはず。
一人でコントロールできる範囲のライティングとなると軽量化までは出来たとしても大きさはこの辺が限界のはずなので、これ以降はライティングであれこれ悩む事は無くなる…と信じたい。

あとは機材の方の軽量化が完了したら被写体の事だけ喋ってられるんだけど。

(なお被写体の事はわかんない事が殆どなので喋る事なんてほぼ無い模様。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です