獲物(ミミズ)を捕らえ、樹上まで運んで来たと思しきトビズムカデ。

前々からムカデはちゃんと撮りたいなあと思っていたのだけれど、その扁平なボディと、長い体躯のせいで、写真としては微妙なシチュエーションにしか会わずにいたが、やーっと頭持ち上がった個体に遭遇。ちょっと嬉しい。

卵型の頭部とか意外と可愛い感じすらしてしまう。
昔はこれもホント苦手な生物だったけれど、散々見ている内に感覚が麻痺してきたかな。

それにしてもムカデやオオゲジと言った多脚連中は獲物を捕らえたまま疾走する姿が、他の生物ではあまり見られない独特の動きなので見かけると見入ってしまっていけない。

まるで獲物を抱擁するかの如く抱きかかえ、とても大切そうに、そしてかつ迅速に運び去る姿は類を見ないのではなかろうか。
他の生物の場合、捕食中であっても危機に晒されると獲物を投げ捨て逃げ去る…なんて場面はよく目にするが、ムカデやオオゲジでそう言った場面はこれまで見た事が無い。

獲物を抱きかかえるのは、足の短いムカデではそう多い場面では無いけれど、オオゲジはホント獲物を抱えていようが普段とスピードが一切変わらないのがほんと凄い。

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