爬虫類屋の撮るいわゆる捕まえて置きました写真より、登山ブログなんかに出てくる「蛇怖い」言いながらもなんだかんだ綺麗だったりかっこ良かったりする写真の方が愛情と自然に対する敬意がこもっていて好きです。
爬虫類は触られて喜ぶ生物じゃないと言うのは爬虫類好きには常識だけれど、イマイチフィールドに出る爬虫類屋にはその辺りが浸透していない気がします。
記録を残す事に躍起になって、まず捕獲ありき…みたいなね。その後その生体が生きてようが死んでようが興味ない感じ。
獣や鳥の写真を撮る人にとっては餌付けやヤラセは論外、お話にならないと言うのがまず基本としてある訳だけど、何故爬虫類(特に蛇)はヤラセがスタンダードになってしまっているのか。
蛇は何故か強いと言うイメージを持たれていたり、神聖視する人もいるけれど、蛇は蛇。ただ野生に生きる変温動物。天敵も多いし気候条件やちょっとした外部刺激にも脆い一面を見せる事は多々ある。変温動物が敵に襲われてエネルギーを浪費する事はロスが大き過ぎるし、捕食で得られたエネルギーをみすみす浪費してしまっているだけと僕は考えるのだけれども。
見つけた状況が写真に向かないならそっと見守る、厳しい野生に生きる蛇に負担を強いる位なら撮影者自身に負担を強いる、そう言った撮影者が増える事を僕は願います。

※捕まえる事が学術的に意味があるとかそう言った場合なら捕らえて撮ればいいと思うけど、個人の趣味で写真の為に捕まえてるのは意味がわからないよってのが趣旨ね。

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