前々からフィールド用のライティング、レンズ構成等殆ど毎日のように実験しては絞り込んだり改良したりを繰り返しているのだが、こと逃げない相手用の機材はだいたい固まってきたかなーと。どこのマウントを使うにしてもそうなんだけど、現行品ではフィールドに向いている構成が意外と少ない。唯一シンプルにできそうなマウントと言えばOlympusのOM-Dだろうけれど、自分の用途ではとても撮影にならないと思われるので現状スルー。用途的にガッチリハマる人には良いんだろうけど。あとOlympusのクセとして少しばかりシャープネスかけ過ぎな絵作りをする所があって、それもちょっと好みに合わないので今の所選択肢には入って来ない感じ。この辺は虫界隈の方々の撮影例がとても参考になったが、逆に言えば被写体がやや小さめの虫、特に昼の虫であればかなり有効に機能しそうではある。

キヤノンに乗り換える手も時々頭を過るのだが、蛇で最も多用する領域がEFマウントでは弱く、結局なんだかんだでNikon Fマウント続投と言う形。それもD850が発売されたので乗り換えればかなり快適になるのだろうけれど、今現在、未だに流通が安定していないので、特に構成を変えずに使っている…と言うのが現状。

そんな中でも、魚眼、広角、マクロの3本はもう他の機材全て処分で良いかなと思える位には固まってきた。自分的には無補正、ピクコンスタンダードの状態で殆ど絵面としては完成していると言う状態が理想なので、便利だけど解像や収差の面で実用に耐えないと言った機材は涙を飲んで切り捨てる事にした。
魚眼、広角、マクロが定まってくると、これから先は画面構成の方に没頭できそうなので、写真としてもっと色々チャレンジングな事が出来るかなあと期待している。ただまあ残念なのは生物相手に広角系の出番は少ないと言う事。動きの鈍い種類の昆虫や、活性の低いカエルなんかでは活きるのだが…。

一方で広角系ではどうしようもない蛇や獣撮りが、標準域と望遠域に決定的なレンズが無いため安定していない。個人的には蛇を撮るのに望遠ズームは必須と思っているのだが、望遠ズームでかつ寄れるものでも最大撮影倍率は0.3倍未満がほとんどで、今度は顔のアップとなるとやや厳しい。古いZoomMicroNikkorが画角、撮影倍率的には理想的だが、AF音が煩く蛇に感付かれるのがネック。次いで70-200mm f/4や各社70-300等が候補に挙がるが、今度はこちらではやや倍率不足と言う…。現行品でなんとかするのであれば、TAMRON A030等の70-300クラスに、サブカメラで等倍マクロと言う形になろうか。いやー…それはちょっとめんどくさくね…。ってな訳で持ち歩くレンズにはかなり頭を悩まされている。この辺りは意見交換とかしたい所ではあるんだけど、まあ同じような撮り方してる人を全く見ないのでどうしたもんかなー…と…。

まだまだ考える日々は続きそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です