雨による被害状況が大き過ぎてどこにも行けずに暇を持て余してしまっています。
近場のポイントでは流石にここまで荒れると蛇を見る事も叶わず、樹液ポイントは軒並み土砂災害警戒区域。カエル位なら辛うじて種によっては見られる程度。まあ大人しくしとけって事なんでしょうけれども。

何もしないのも面白くないので、折角だから普段あんまりやらない現像ソフトで色々実験してみました。丁度市川ソフトが創立30周年記念とかで、SILKYPIXの旧バージョンを無料公開しているようなので、その辺も併せてお試しです。(http://silkypix.isl.co.jp/ext/special/download-ds6-free/)

まずは普段使っているLR6。買い切りバージョンの6.13です。

被写体はヒメスカシバの仲間でしょうかね。現像設定はCamera_Standardで、特に他のパラメータは弄らず、いわゆるストレート現像。
カメラはD500、レンズはMicro Nikkor 40mm f/2.8G。ISO100のf/8、SS1/320、WB晴天。
Nikon機らしく黄色味が強いですが、そんな所まで再現しなくていいのに…と言う感じです。このままではやや厳しいですが、普段はWBをやや寒色気味に寄せたり、あえて黄色み残して現像したり。あとなんかちょっと全体的にカスいです。


次にCapture NX-Dによるストレート現像。ピクチャーコントロールはStandardのまま。
LR6のカメラプロファイルより更に黄色が強く、ハイライトが控えめ、シャドウは持ち上げ気味…と言った所でしょうか。WBでだいぶ寒色に寄せたくなる感じですね。


お次はCapture NX-DでピクチャーコントロールをVividに変えただけのもの。Standardであれだけ黄色かったのが抑えられていますが、アンバーが弱くなったと言うよりは、グリーン系の彩度が上がって誤魔化された感じ。この傾向はLR6のCamera_Vividでも同じで、とりあえずアンバー傾向を誤魔化したい時はVividにして、コントラストと彩度を少し下げると言うのもアリはアリな気がします。記憶色系統のプロファイルでしょう。


はい次。SILKYPIX 6の(自然)標準です。めちゃ黄色い。LR6やCNX-Dに比べて彩度が高めですね。このまま使うにはちょいキツイかな。スタンダードで運用するならCNX-Dのスタンダードをやや寒色気味のWBで現像した方が良さそうな気配です。


折角なのでシルキーのプロファイルを色々当ててみましょう。今度は(自然)記憶色2。
まあ他社で言う所のVividですかね。にしてもやっぱり彩度は高めな感じです。南国の風景なんかをインスタにはっつける時には良さそうです。なんかトロピカルな感じの。昔のキヤノンっぽいかな…?

他のプロファイルも色々やってみましたが、ネイチャー系の写真で使えそうなのはあんまりない感じでした。

一応最後に(自然)フィルム調K。全体的にアンダー傾向ですが、微調整すれば落ち着いていて良いかも知れません。ヒメスカシバは少し暗いですが、葉脈は逆にはっきりするので、まあ好みで選べば…な感じですかね。

露出補正で+1/2~+2/3程度上げてやると、派手さはあまり無く、シンプルで素直で使い良いかも?
まあ、写真にも寄るんでしょうけれど。

今回はNikon機が苦手とする緑がメインの写真で試したので、他の色が多い写真だとまたイメージが大きく変わるかも知れませんが、この辺は逆に写真に合わせて現像ソフトを変えると言うのも一つの手かも知れませぬ。と言った感じで今回は終わりでやす。

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