虫撮り誘って貰ってまたしても何か所か行ったんだが、虫がイマイチだと両生類祭りになるのは何故なのか。まあ撮る虫が少なくて川とか探しちゃうからなんでしょうけども。

と言う訳で今回はひたすら両生類。
上の写真のアングルではただのヒキガエル…?と言う感じもするかも知れないが、違う。なんとなく色味でわかる方もいるかも知れぬが。ちなみに同所を適当に探したところ、合計7個体が佇んでいた。他のアングルからの写真を見るとわかりやすいか…?特に横からの。


わかる人には一瞬でわかるナガレヒキガエル。見分けるポイントは鼓膜。他のヒキガエルと違い、明瞭な鼓膜が無いのでヒキガエルを見慣れていなくても同定は容易だろう。まるで置いたかのように鎮座していたが、全個体人が近づいても微動だにせず姿勢を維持していた。同所には後肢の生えたオタマジャクシがいたので、なんとなくこの地域の繁殖期も想像できそうだ。

人の気配でちょっと散ってしまったが、ほんとは綺麗に横一列に並んでいた。

また同所にはハコネサンショウウオとオオダイガハラサンショウウオも生息していた。

一見すると成体のようだが、まだエラの残るハコネサンショウウオ。

こちらは黒い爪がはっきりわかるハコネサンショウウオの幼生。頭部の形状が箱型で、明瞭な黒い爪を持つことが特徴のようだ。

石の下から顔を覗かせたオオダイガハラサンショウウオの幼生。まあわかり辛いが、広角レンズしか持ってなかったので勘弁して欲しい。これでもレンズは半分水中に沈めた上にトリミングである。全容はマクロを持っていた同行者の虫屋S氏がツイッタに貼っているのでS氏をご存知の方はそちらで。
ちなみにWikipediaなんかにはハコネとオオダイガハラは流域で棲み分けていると書かれているが、こちらは完全に同じ淵の、それもすぐ隣の石の下にいた。流されてきて落ち着いたのかは判別しようがないので、検証するなら繁殖期に卵塊を見つけるしかないのだろう。

ここまでが紀伊半島。
ここからは近畿北部。


ヒダサンショウウオの幼生らしい。正直両生類屋でない僕にとっては、雰囲気で識別するのは非常に難しく、捕獲して詰めて行かないと同定は困難だろう。まあそこまでする気は無いので両生類屋にはなれないのだろうけども。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です