昨日は鯖落ちしていたようで、ご迷惑をおかけしました。
さて。
なんとなく今頑張り時な気がしたので、今日も今日とて、今見たい蛾のためにちょっと本気出してきた。いつもの数倍は歩いたはず。
昨年だったか一昨年だったか、ちょっと忘れてしまったけれど、8月の初旬も終わろうかと言う頃にライト誘って貰って二つ北隣の町へ行った時には、目当てのソレとはよく似た種類は沢山来たものの、肝心かなめのやつが全く来なくて。
あの辺でダメならどうしたもんかと言う感じが凄いあったのは覚えておるが、単に時期の問題とか言う線もなくはなし。
(広義の)この辺りの旬がいつか全くわからんが、二つ北隣りとうちの地域では季節感はそうズレないと思うので、中～下旬は一応ちゃんと頑張っておこうね的な。
まあ今月ダメなら来月も延長戦せねばならんかもだけども。
と言う訳で本日一発目は、クサキリ…かな。褐色型。
LED街灯の影に少し大きめの茶色い物体がついてるのを認識した時は一瞬「おっ」と思ってしまったが、街灯を回り込み、シルエットが明らかになるにつれその落胆たるや…
あんまり見かけない気がする感じのカメムシ。
気のせいかも知れんが。
道路を啜るオスグロトモエの雌…のはず。
何故道路を…？めちゃ乾いてるように見えるが…。
トノ。ちび。
いつものやつ、幼体。
まだ尻尾が真っ黒なぐらいのチビでも、寝る時はこれなんだな…。
なお今日は温度湿度が丁度良かったのか、山ほどいた。
単にいつもより探す時間が長かったせいなのかも知れんけど、ほんと馬鹿みたいにいた。
こいつらの寝姿を最初見た時はそんなんでええんか、と驚いたもんだが、こうも当たり前になってくると最早何の感慨もない。ただただ当然のことなんだな、と。
ところで僕もそこそこ虫探しに慣れてきたのか、この程度の違和感であればすぐ気づくようになったのは成長した証と言ってもいいだろうか。
と言う訳でコカマキリさん。
脚が一本欠けてたり翅がグシャってたり、前途多難な感じがするが、頑張って生き残れ。
テングチョウ。
何気に夜見たのは初めてかも知れない？
ってか夏の昼、僕が活動しないせいで知らんかったけど、この時期でもおるんやね。
春先にやたら飛んでるから、その時期の虫と勝手に思い込んでたわ。
とかなんとか言ってたら水銀灯の支柱の裏に何やらデカイ物体が。
何やらもなにもだけど。
てなわけで、おひさし、やままー！
やたらボロいけど、立派なヤママユ。
探してなかったけど、会いたかったよー！
探してなかったけどー！
まーた、蜘蛛の巣にちょっかい出すオオゲジ。
何がしたいんかは全くわからんが、ゲジも蜘蛛も蛾を狙うから干渉しやすいんやろなあ…。
ヤモ。
歩き出す時の指の反り、すき。
クソデカモリアオ。
繁殖期以外の季節のモリアオは訳の分からん場所で出会ったりするので、奴らの活動範囲の広さや行動の面白さを見せつけられる気がする。
ちなみにこの個体も繁殖地からは少なく見積もっても5～600mは離れた場所。
まるで葉っぱに乗せたかのような姿だが、天然モノのエビガラスズメ。
これは完全に個人的な主観だが、草本類食うスズメガは、視認できる高さで割とこんな止まり方してる事がある気がする。
樹木食いのやつらはまあこんな場面に会わん。と言うか会った事が無い気がする。
先日言ってたやつ。
今日もちゃんと法則通り…？
ん－…トンボ…
今日はちょっと他の数が多いので調べるのも省略。
まむー。
脱皮前で目が濁ったマムシ。
溝を登りたいが、登れない、例のヤツ。
なお近くの田んぼが中干しだからか、湿り気のある溝にみんなぞろぞろ逃げて来たのかも？という感じで、アホほどマムシがいた。
とは言え、あまり長くない溝、別個体が近づくと大体は迷惑そうに一悶着あって別れ…と言う事は繰り返していたが。
幼蛇。
ショウリョウバッタ。
コスズメ。(幼虫)
登りたいけど登れないやつ、その2。
毎回思うんだけど、登ろうとするなら人がいない側の壁登ればいいのに、なんでみんな揃いも揃ってこっち側に来るのか。夏は活性高くてビチビチしてるやつも中にはいるから、たまーに怖い。幾ら安全な撮り方してるっつってもねえ。
ヒメカマキリ。
高い所にいたので顔が見えず、サツマかどうかは知らない。時期的にただのヒメカマキリな気はしている。
んで、一通り色々探してみて、目当ての蛾の気配なんぞ全く無いもんだから、目が濁ったマムシでも暫く眺めてから帰るかーと見守っていると…
なんか乱入者が現れた。
目がよく見えていない脱皮前の方は乱入者が蛇っぽいと言う気配だけは察したようだが、それでも正体がわからないようで、防御姿勢。
・・・だったんだけど、曇ってない方が、蛇と言えばあの”全身をカクカク動かすボディランゲージ的なやつ”で何かを伝えた瞬間、脱皮前の方も全身の硬直がとけた。
その後は二人仲良く団子になってましたとさ。
と言ったあたりで今日もおしまい。
蛾探し本気出すとはなんだったのか。