自分には生物写真でやりたい事があるにはあるが、簡単には成しえない事と言う認識でいる。試しにどれぐらい難しいのかAIに試算させてみたところ、生涯を費やしても不可能に近い、と言うことがわかった。

予想通りではある。なんとも虚しい結論だしモチベーションを削がれる答えだが、致し方なし。

さてこのごろ気温こそ肌寒い位に落ちたものの、湿度は変わらずMAXで体力消耗だけは激しい。
望むものにも会いにくくはなってきているが、こればかりは知識や経験でカバーできる事ではないので欠かさず赴く他無い。いよいよ暦の上では秋。オンシーズンも残りわずか。

故に、と続けるべきかは少し悩ましいことだけれど、今年予定していた全6回予定の”人生最後の能動的かつ積極的虫探し”のうち5回が敗北で終わった。(初回はエリア的にいないの知ってたので負け戦、残り4回は不戦敗)
残る1回は若干の心残りはあるが、今のところは諦める方向に気持ちが傾きつつある。

どうしても今は、積極的に虫を探す気持ちになれない。
勿論受動的な分には大歓迎ではあるのだが、こと写真となると虫をどう撮っていいのか、どう楽しめばいいのか、そしてどう向き合えばいいのか全く分からなくなってしまって久しい。虫本来の造形から来るかっこよさ美しさかわいさなんてものは、ほんの一握りの種類以外そして特定の地形以外、自然環境下では主張されない事を身を以て知ってしまったからか、はたまた。

せめて自分を強烈に惹き付ける何かに出会えれば…と思うのだが、トラツリの存在ですら、今はもう僕の心を突き動かす原動力としては果てしなく弱い存在となってしまった。

きっかけ一つ、な気もしなくもないけれど。

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