へっぽこDIY

今日はちょっと撮影小道具のお話。

前々から使っているディフューザー、Kenkoのカゲトリがなかなか優秀でずっと愛用しているのですが、どうしても使い物にならないシーンがありまして。
どういう時か、って言うとコレ。
[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-X4w01ibi68E/VLTPZYs3o1I/AAAAAAAAcF8/KLW0x52TKGI/s144-c-o/DSC_8957-2.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/kMVJSI#6103731430028190546″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_8957-2.jpg” ]

 小動物なんかを撮影したりする時に下向きC字型キャッチライトが入ってしまう事。
これが以前からとっても気に入らなかったわけです。

発光面の形がそのまま映るので、円形、もしくはそれに近い形のディフューザーを作らねば…とアレコレ考えていたんですが、どうにも光が柔らかくならない。
光を柔らかくするという面では、カゲトリは効果覿面で、その他の簡易ディフューザーとは比べ物にならない位に光が柔らかくなるんです。

と言う訳でアレコレ試案した末、プロトタイプ的なものを作ってみました。
まずはその効果から。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-41LLG09ApqE/VUry032QKFI/AAAAAAAAdng/xYzoFPDrNx4/s144-c-o/DSC_9819.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991631659083858″ caption=”内臓ストロボ直射” type=”image” alt=”DSC_9819.jpg” ]
↑この写真は内臓ストロボ直射。下に敷いているガラス製の鍋敷き表面の凹凸がかなり強調され、髪留めの影も強烈に落ちています。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-2RFD9VmrPw8/VUry2ew5NfI/AAAAAAAAdnw/nxVcXucTsL0/s144-c-o/DSC_9821.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991659285460466″ caption=”クリップオン(SB-700)直射” type=”image” alt=”DSC_9821.jpg” ]
↑次にクリップオン(SB-700)を直射した場合。光の色味が変わったものの、光自体の特性は内臓ストロボのそれとほぼ変わらず。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-EGrIZYzVsec/VUry3Bc6alI/AAAAAAAAdn4/E5Gk7g3rrjc/s144-c-o/DSC_9822.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991668596894290″ caption=”クリップオン(SB-700)+バウンスアダプター” type=”image” alt=”DSC_9822.jpg” ]
↑SB-700付属のバウンスアダプター(白いプラスチックのアレ)を装着すると…ほんの少し影が柔らかくなったかな…?位で実際殆ど影響がありません。

…で、今回作ってみたディフューザーを使ったのがコチラ。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-CM0IDoeRY5Y/VUry4cpnQjI/AAAAAAAAdoI/Up7eeYQKw0w/s144-c-o/DSC_9826.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991693077791282″ caption=”自作()ディフューザー” type=”image” alt=”DSC_9826.jpg” ]

いかがでしょーか。
だいぶ影が柔らかくマイルドになったと思います。

何を使ったかと言うと…
こちら。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-BMyyRXBbxHc/VUryzQMr83I/AAAAAAAAdnQ/UdRpJ1YFIEQ/s144-c-o/DSC_1293.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991603835892594″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_1293.jpg” ] [pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-ZwOAd5fQyGY/VUry0JOUB3I/AAAAAAAAdnY/F3braa_WFXg/s144-c-o/DSC_1294.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991619143534450″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_1294.jpg” ]

 はい。ラ王(とんこつ)のカップです。(※とんこつじゃなくても構いません)

このカップの底面をこのようにくりぬき…

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-OEyZqbdf09Q/VUry1loLagI/AAAAAAAAdno/fd2fUIkPVbU/s144-c-o/DSC_1295.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991643948083714″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_1295.jpg” ]

 メンディングテープで仮止めします。
[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-vwCzw9F3PH4/VUry5I5pitI/AAAAAAAAdoQ/YueamwcAMe0/s144-c-o/DSC_1296.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991704956209874″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_1296.jpg” ]

 底面のでっぱり部分をきっちりくりぬけば、SB-700にちょうどかぶさる大きさの穴が開くので都合がよいです。
ただこの自作ディフューザーにも色々欠点がありまして…

一つ目としては、同じ設定で撮るとかなり減光するので、調光補正が必要になる事。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-z9U4X-KgoF4/VUry3nPTqrI/AAAAAAAAdoA/B6PhNIcsyoU/s144-c-o/DSC_9823.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150507_DIY#6145991678740376242″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_9823.jpg” ]
↑普通に撮るとこんな感じになってしまいます。
ただしこれは、リフレクター部分(くりぬいた底面の部分)にアルミホイルなどを貼り、SB-700と装着部分の隙間を何かで埋めて光漏れを防ぐことでかなり回避可能なものと思われます。

次に、リフレクター部分の固定方法。
このままではテープ粘着面にゴミがかなりつくこと、固定強度が甘い事、テープでかなり遮光してしまう事等があるので、固定方法も工夫が必要です。
アイデアとしてはテグスのようなもので吊ってしまう。白かアルミテープでも巻いた爪楊枝などを4本刺して固定する、等と言ったところでしょうか。

三つめはお外に持ち出す時にこのままではかなり恥ずかしい事。←
黒パーマセルなんかでしっかり表面を隠してやるなどする必要があります。
まぁ気にならん人は気にならんでしょうが。

まだまだ改善の余地はありますけれど、お手軽に、覿面な効果が得られるのでお勧めです。
また今度改善できたら実戦投入してみようと思います。

それではまた。

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