赤茶色のアイツ

昨日位からプラグインエラーでBlogが死んでいたようです。大変ご迷惑をおかけいたしました。
現状ひとまず復旧と言う形で、対処できているものと思われますが、もしかするとまたエラーが発生するやもしれませんがよろしくお願いいたします。

さて、話変わって…
昨日は兵庫県内の某山へ赴いて参りました。
ここのトコロのフィールドは田園地帯であったり河川脇であったため、シマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシの3大どこにでもいる蛇ばかりとの遭遇でしたが、そろそろ山の蛇にも会いたいなと。
で、場所の選定ですが、「あそこに山があったよなー」とは思っていたものの他に良い(と言われる)山が多くあり全然足を踏み入れていなかったとある山。
今回はフィールドビギナーなお連れ様がいたので軽い登山にはもってこい、と言う事で。
獲得標高300m前後、累計標高350m前後、想定所要時間4時間前後と言う、割とフラットな山だけれど距離はそこそこ、と言った山です。

登山前に某龍神様にお参りして、正午過ぎに登山スタート。
マイナーな山なので登山口に入ってしまうと人の気配が全くなし。
この時間にスタートすると朝一出発組の健脚な人らは下山してくる頃なんですが、だーれも来ない。
登山口で出会ったのはこの人だけ。大体自然観察しに行くと最初に出くわすのはこの人かニホントカゲ氏。
[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-1sReSB-m0FA/VVMOKsRosDI/AAAAAAAAd1Q/_jSbAAKZSAA/s144-c-o/DSC_0764.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150513_#6148273493137469490″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_0764.jpg” ]
人がいないならいないで自然観察にはものすごく良いので気にせず登りはじめると…

さっそく林道脇からガサゴソ物音が。
見てみると全力疾走で逃げていくヒバカリの姿。
首の後ろの黄色い筋が印象的だったそうだけれど(お連れ様談・僕は角度的にまともに見えず)、早いし遠いしで持っていた機材では全く撮影できず。
実はヒバカリは人生初目撃だったりする(地元にはまったく観測記録がない)ので、是非写真は撮りたかったのだが、逃げていくものは仕方がない。
むんずと掴んでしまうのも手だったかもしれないが、極力なら自然は自然のまま…と言うのが基本ポリシー。(とは言うもののそこまでガチガチのルールを設定してる訳でもないですが)

暫く付近を捜索するも、さすがに逃げ隠れされてしまうと視界・視線と言いあちらさん有利。
断念して登山続行。
道中良質な粘土土だったり透明度の高い沢だったり景観もなかなかのもの。
倒木なんかもそのまま放置されて、そしてそのまま朽ちて行っているものが多く、潤沢な腐葉土なんかが多く堆積していてとても良い場所でした。

数時間新緑と暖かい日差しと少し冷たい風を楽しみながら上り続けて山頂付近。
青い虫がぴょこぴょこと歩く数歩先を飛んでは着地を繰り返していた。
長いレンズは持っていなかったものの、何とか頑張って撮ってみると…
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ハンミョウさん。(ナミハンミョウ)
図鑑なんかで見るとなかなか凶悪な顔をしているこやつですが、さっきの「人の少し前を距離を置いて飛ぶ」と言う習性からミチオシエとかミチシルベとか言われるのだそう。
これまで虫をあまり意識してみてこなかったけれど最近虫屋のひとに遊んでもらう機会が多く、ちょくちょく覚え始めているので「その辺にいる虫」でなく、名前やら習性やらがわかってきたりするとまた自然は面白いもので。

さてこの時点でスタートから2時間ちょっと。山頂はもう少し。
帰りの時間もあるので一気に山頂を目指す。
山頂からは目下に広がる低山系と市街地と田園風景がなかなか美しいのだが、これはまた別の機会に。

なんとか山頂にたどり着き、ちょっと遅めのお弁当タイム。
心地よい風に吹かれながらお昼を食べていると…

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 !!?

なんかにょろにょろ近づいてくるよ!
逆光の反射具合で微妙だけど、なんか変な色した蛇に見える。
タカチホにしては色が変だしちょっとでかいしなんじゃろな?と思いながらも様子を見る。

それでもスルスルっと近づいてくる蛇氏。
多少の足音にも無関心でまっすぐこっちへ。
いやいや、蛇って目がいいし普通寄ってこないだろwとか思いながらそーっと近づき様子を見てみると…
[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-hmhy-WUZcGU/VVMOOso_asI/AAAAAAAAd14/bKsWTb4I3po/s144-c-o/DSC_0820.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150513_#6148273561954904770″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_0820.jpg” ]
ジムグリやーん!
それも脱皮直前の微妙な色をしたサブアダルト、と言ったところ。

カメラを向けても「なんだそれ?食えるのか?」と言わんばかりの表情でずりずり近寄ってくる。
本当に、怖い目にあったことないんだなあって思わせる程には怖いもの知らずである。
めんこい。

[pe2-image src=”http://lh3.googleusercontent.com/-e_hmuQEgjhs/VVMOSEOwp-I/AAAAAAAAd58/G1X__VHSrLg/s144-c-o/DSC_0829.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/115537487755452117699/20150513_#6148273619826943970″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_0829.jpg” ]
しかしさすがにこの怖いもの知らずなジムグリちゃんも、至近距離でシャッター音を立てられうろたえる。
何が彼の危険センサーに引っかかったのかはわからないが、それまでの落ち着き様とは打って変わってのテンパリっぷりである。
何が酷いって尻尾振り回すわ臭い汁まき散らすわで、さっきまではなんだったのと言いたいほどの取り乱しっぷり。
まぁ慌てふためいている様もなかなかに可愛かったのだがw

脱皮すればまた一段と綺麗な色合いになりそうな個体だったのでできればお持ち帰りしたいトコロではあったけれど、色々な事情で断念。(土を飼う趣味はないですし)
そんなこんなでジムグリちゃんとはお別れ。
またでっかくなった頃に再会したいものです。

とまぁそんなところでジムグリ氏とはお別れし、山頂を後にする。
ここからの下山ルートは北向きの斜面なので、日が傾く前にはさっさと降りてしまいたいトコロ。
登山途中のルートとは山も印象がかなり違って、半日蔭の苔むした林道が続いている。
遠くからは鹿の鳴き声もよく聞こえる。
登山ルートがしっかり整備されている訳でもなく、人に出会うでもなく、久しぶりになかなか好印象な山である。
この地域の周辺では宅地開発やらゴルフ場開発なんかが進んでしまっているが、できればこの山は、このまま未来永劫残って欲しい所存。

と言ったところで、ほぼジムグリしか内容のない記事だったけれど、今回はこれでおしまい。
また行きたいなあ。

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