一昨日の晩の豪雨でカエルが大量に集まってきた。こう言う日のおおよそ2日後はカエル食いの蛇達を多く見かける。捕食行動を終えてお休み中だったり、引き揚げて行く姿ばかりだが。肝心の捕食はこう言う豪雨よりも、もう少し蛇にとって餌が減って来る時期の方が撮影しやすい。当然地域差はあるけれど。

上の写真はカエルが大量に集まっていたポイントから、土嚢を伝ってゆっくり引き揚げて行く途中の黒化ヤマカガシ。晴天の日は多少影になっていても、空の青が乗って青黒くてとてもカッコイイ。まあヤマカガシは眼がくるくるで魚顔っぽいキュートな顔つきしているが。

余談その1。写真的には扁平になって面白くないので、前に言ってたカスタムピクコン使っての撮影。古い設計のレンズの開放で、ヴィネットコントロールはOFF(周辺光量落ちがある方が好みなので)。カスタムピクコンと、土嚢のカーブが相まって、より周辺が落ちたような感じになって割と気に入ってる。地味だけど(笑)

余談その2。先日のオフ(?)の時に「なんで両爬ってまとめて言うの?」的な話題が出たけど、理由は色々ありそう。まず第一に爬虫類だけだと数が少なすぎるからでは、と言うのが大きい。そして爬虫類がメインにせよ両生類がメインにせよ、どちらかを追っているともう一方に出くわす確率が非常に高い。ヤマカガシ、マムシ、ヒバカリなんかは言うまでも無くだけど、河川が大好きなアオダイショウ、シマヘビだけでなく、タカチホやジムグリなんかは渓流性のサンショウウオとかカエルとか追ってると高確率で遭遇する。シロマダラはそう言う意味では異質な感じがあるけど。 ヤモリやトカゲもカエルと環境かぶる事多いしなあ。そう言えば僕自身もついで以外ではあんまり両生類追いかけないな。ナガレヒキ位はもっかい撮り直しに行きたい感じあるけど。

余談その3。虫屋と灯火採集とか行くと大抵の人は満月を避けるけど、やはり月齢悪い時は厳しいのだろうか。幾つか考えられるファクターあるんだが、どうにかならんかなーなどと思ったり。と言うのも、先日の満月には街灯に大量の虫が集まっているのを見てしまったから。(内容は置いといて)

この日は満月とは言え、湿度と気温が高く、林道を歩いていると飛び交う蛾の姿がかなりいた。虫からすると満月だからと言って活動しない理由は無いので、満月を避けるのは主に人間的な理由な訳だけど、主力にする灯火より満月の方が強力だから…と言うのが恐らく主な理由だろうと言うのは想像に難くない。折角飛来しても素通りとか、気が付いたらいなくなってたとか幾らでもありそうだし。とは言え、こう言う日に林縁の街灯や林内散策をすると結構な確率で蛾に遭遇するので、なんかしら上手いやり方はあるんじゃないかなーなどとは思っている。まー、普通にライトラやるなら山側から見通しのいい開けたポイントに設置するだろうから、そう言う条件下では月との力比べになってしまってダメだと思うので、月の出の時間とか考えつつ、月が見えにくい斜面に設置するとか、なんかしらの工夫は必要なんだろう。

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