高山

先週の話ですが、いつもの虫屋の方々に連れて行ってもらい、近畿圏の某所へ行ってまいりました。

結果から言ってしまえば天気やらなんやらで思ったほど成果は上げられていないので書くほどのもんかなぁとずっと思っていたのですが、折角ですし。
虫屋の方々の目的はカミキリ2種。
一方の僕はと言うと、わざわざ遠方まで出向いて探すカミキリがどんな奴らなのかを見てみたいと言うのと、普段行かない場所の植生や生態系の片鱗でも見られたらいいな、ぐらいの動機。

車で山の中腹まで一気に上がって、あとは林道をちょっと入るとブナ林があったのですが、(古いとは言え)熊の爪痕と思しき傷やら、多種多様な獣の糞が落ちていて、里山ではない深い山の様相でした。
気温も北摂の地上付近が気温30度オーバーなのに対し、この山の中は気温20度を少し超えたかなと言う位で快適。
冬場は嫌ですが、この気候条件なら一生ここで生活してもいいと思えるほどに過ごしやすかったです。
と言うかマジで風が気持ちいいし、少し山登っても汗かかない位の気温だし、ほんと最高でした。

さて、ブナ林に入ってほどなくして、虫屋のS氏が早速目的のカミキリの内一種を見つけました。

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 ヨコヤマヒゲナガカミキリと言うそうで、こうやってブナ林を探して見つかるのはたいてい雌なんだそう。
オスはライトに集まるそうで、夜にライトトラップをやる予定(…でした。)。

しかし生憎西風が強く、尾根筋には結構強い風が吹き付け、晴れ間も見える事がない位には雲に覆われ、時折雷鳴が響き、となかなか嫌な天候条件。
予報では翌日まで雨は降らない、との事。

とは言え、もう一種のカミキリ(正確な名前を覚えられませんでしたが、蜂みたいなとおっしゃっておられたのでトラカミキリのどれかだとは思います)の方はと言うと、晴れた日に立ち枯れなんかに集まるようで、日照の全くないこの日は条件的には今一つな模様。
それでも夕方まで粘って探してみたものの、結局見つけられたのはヨコヤマ2匹と、その他普通種がたくさん。

「まぁ本番は夜のライトトラップ!」
と言う事で、日没に備えて休憩していると、辺りがみるみる雨雲に覆われ…
ついには本格的などしゃ降りに(涙

予報では20時頃には上がるとの事だったけれど、雨雲レーダーを見るともう翌日まで晴れる事がなさそう…。
折角片道3時間かけて来たものの、これは無理だー!って事で諦めて帰宅の流れ。

うーん、山の天気の変わりやすさは恐ろしい。
でも良いトコロだったので、また是非リベンジ行きたいですね。

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