先日ミラーレスカメラのレンズを屋外で交換したらセンサーがゴミまみれになったと言う話をしたんだけど…
あまりにもあんまりなのでセンサー清掃をすることに。
外出自粛の流れだし、こんな時こそ機材のメンテナンスでも。ってね。
シルボン紙もクリーニング液も切れていたので、今回新しい道具を用意してささっとやってみた。とりあえず今回はお試し的にVSGOのスワブ(リンクはフルサイズ用)を使ってみることに。まあ今更コレのレビューせんでもミラーレスの人は結構使ってると思うので使い方とかについてそこまで掘り下げないよ。
とは言え全くわからん人もいると思うので軽くだけ。
このスワブってのは、棒の先端にマイクロファイバーが固定してある道具で、これでセンサーを軽くさっと拭う事でセンサーのゴミを清掃するためのもの。基本的にはヘラみたいな面の片側を使って片道分、残りの面を使って往復分を拭うイメージ。1本のスワブを往路と復路で使う面を変えながらセンサー上を一往復させる。基本的に使い捨てだし、センサーにゴミが残っているからと言ってゴシゴシやったり何回も使うのは絶対にダメ。ちなみに角度はセンサー面に対して60度ぐらいで動かすのが良いそうな。
で、僕は基本的にコレを一回の清掃で3本使う事にしている。
まずはブロワとかブラシで外観、次いでセンサーを清掃した後、スワブの乾拭きで一往復、次にセンサークリーニング液を付けて一往復、最後に乾拭きでもう一往復と言う感じ。
では清掃前のセンサーを見てみよう。
Lightroomでかすみの除去、明瞭度を死ぬほど上げると、ゴミがやたら浮きだって見えるのでめちゃくちゃわかりやすくなるんだが、まさかやや風の強い屋外でレンズ変えただけでコレとは…ヤバすぎる。
一応これは補正しまくってゴミ浮き上がらせた状態なので!と自己弁護(?)しておくが、砂埃の多い地形で突風はヤバいと言う事は補正前の画像でもわかると思うので一応貼っておく。
流石に強調しなかったらこんなもんなのでわかりづらいかも知れないが、それでも汚いもんは汚い。みんな、突風には気を付けようね。まあレフ機ならここまでにはならんけど。
んで、流石にここまで酷いと目視でもゴミが見える。
センサーの角辺りがまあ顕著かなと。
ブロワ―で取れるものは全部取り除いてこの有様で、今回はゴミがあまりにもひどいので、ゴミをセンサー面にこすりつけないように軽くスワブによる乾拭きでまず一往復。
これだけでも目に見えていたゴミはだいぶ減った。
途中作業に夢中で肝心の経過を撮りそびれたが…
軽めの乾拭き→乾拭き→クリーニング液付けて一往復→乾拭き…と合計4本のスワブを使ったあとセンサーのゴミ確認。
ぱっと見の印象はだいぶマシになったが、さっきよりかすみ除去と明瞭度を更にゴリゴリ上げると…赤丸で囲った辺りに拭き残しとゴミが。なお画像が真っ白じゃないのはかすみ除去のせい。
まあセンサーの端はゴミが残りやすいので、また改めてやり直すとして、クリーニング液がほんのかすかにでも残っているとシミのようなものが残ってしまい、これが乾くとまた取るのが面倒なのでもう一本スワブを消費…(笑)
赤丸で囲った部分にまだしつこい汚れが残っているが、例によって明瞭度MAX、かすみ除去MAX。なので…これを元に戻すと…
どうだろうか。ゴミが残っているの見える…かな?
明瞭度MAXの画像の左下、ひときわ目立つゴミの部分を拡大してみると…
一応かすかにゴミ…と言うか油分を含んだ汚れ?が残っているのがわかるだろうか。今回はいつもより多めのスワブ5本を消費した結果コレなので、流石にこれ以上は素人の作業の領域を超えていると判断。これで良しとしておく。ここまでやってセンサーは大体綺麗になるのだが、あまりにも頑固な汚れがある時はプロに任せてしまう方が安全だし確実。今回の残り方だと、またその内清掃やり直しているうちに消えそうな範囲でもあるしね。
ちなみにスワブ使い捨てするの勿体ない!とか思ってしまう貧乏性な方、絶対に二度目のセンサー清掃に使ってはいけないが、レンズのプロテクトフィルターを軽く掃除する時や、機材の外観清掃ぐらいの、粗くゴミを落としたい用途になら使い回しても多分大丈夫。多分ね。とは言え、レンズ清掃(特に後玉)には流用しないようにね。
知人の中にはそれらに使ったうえでスマホの画面を拭き、PCのモニタを拭き…とやっている猛者もいるが、そこまでごりっごりに使うべきかは、すまん。知らん。
ちなみに使用済みマイクロファイバーを剥がして、プラスチック芯だけになった状態なら洗って、シルボン紙巻くための軸にできそうな気はしているが、試したことは無いのでわからん。割り箸よりかはマシだとは思うんだけど。まあシルボン紙巻いてセンサー清掃に再利用とまではいかないまでも、クリーニングクロス巻いてプロテクトフィルター清掃ぐらいの使い方はできるとは思うので、そう言った再利用しても良いのではなかろうか。