2か月ぶり位となる若いシマヘビに再会した。
野生の蛇は一度出会った個体に再会するケースって言うのはそう多い事ではないし、「似てるな?」と思っても断定できないケースもまああるのだけど、この個体は一目見てわかる特徴がある。
と言うのも、(恐らく草刈り機に巻き込まれて₎腹部に大きなケガをしているのである。

そのうえ、その影響があるのかないのか、左目が失明状態。

左方向から近づく気配に気づく事ができない。
満身創痍だが、とりあえず生きているようで何よりだ。
野生は厳しいので、再会できて「おお、良かった」とはならないが、頑張って生き抜いて欲しいものだ。


ただやっぱり警戒心がちょっと薄いようなので、それだけが気がかりである。
ちなみに3枚目の写真、蛇を見慣れていない人が見ると落ち着いているように見えるかもしれないが、軽く防御の姿勢を取っている。
この写真の場合の見分けるポイントとしては第一に尻尾が挙げられる。通常リラックスした蛇と言うのは胴体の上に尾先を巻き付けるように乗せる事はまずない。そして次に、頸の曲がり方。写真ではややわかり辛いが、鋭角に曲がっている。これはリラックス姿勢から身を縮こませ、頭を後方に引いた時にこのような形になりやすい。普通の健康な蛇であれば即座に逃げに転じているようなシチュエーションではあるのだが、この個体の場合は左目が見えていないため退路の安全を確保できないのでこのような中途半端な姿勢を取ったのでは…と思われる。不本意乍ら怖がらせてしまったのでそう言う意味では失敗写真なのだが、ビジュアルとして見た時には流線の美しさがカッコいいなとも思っている。
(3枚目:魚露目8号、他105マクロ₎

 

ところで、蛇と言えば昨年にポストした蛇の舌の脱皮について、情報を集めているのだけれど未だにろくな情報が見つかりません。
そう言った論文やら、記事やらをご存知の方がおられましたらお教え願いたいです。
ちなみにうちの連中はと言うと、本体の脱皮よりは高い頻度で舌の皮が落ちているようです。
まあ飼育下で見るにしても、黒いケージだったり土での飼育だったりすると視認するのが困難なようですので、あまり観察されていないのかも知れませんが。

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