Nikon純正テレコンバーターTC-17E IIがお安く手に入ったので試してみました。

(※この機材レビュー、改めてやり直したので合わせて別ページも見て頂ければ参考になるかも知れません。)

VR70-200mm f/2.8(初代)や、70-200mm f/2.8G VRIIとの組み合わせ例は結構出るんですが、70-200mm f/2.8E FLとの組み合わせは殆ど例がないのでヒトバシラー。
KenkoのテレプラスHDがEタイプレンズもいけるとか言う割に、70-200mm f/2.8E FLで使うとVRからヤバイ音が出てお話にならないので、まあお試しって事で。

結論から言えば、微妙。です。
とりあえず撮影例でも。

被写体はその辺によくいるコミスジ。
天候は晴れ。絞り開放f/4.8(合成F値)、ss1/640、ISO100、焦点距離340mm(T端)です。
アップロードサイズの都合でjpeg圧縮は80%。

解像的な意味でいくと、とても使えたもんじゃない…と言う感じはします。
ボケの雰囲気とか、ちょっと滲んでシャキッとしない解像感とかはVR70-200mm f/2.8(初代)に近いかも。
ピント面が軽くフレアがかったりする所は初代の感じそのものと言う感じですね。

こちらは木陰で絞り開放、ss1/250、ISO800、焦点距離340mm。jpeg圧縮は50%。
AFスピード的にはDXの55-300とかに比べれば遥かに早く、スッと合ってくれる印象はありますが、決して早くはないです。
解像面でもDXの55-300なんかに比べればかなりマシな部類ですが、感度が上がっている事を差し引いたとしてもちょっと厳しいかなと言う印象です。(そもそもピントが翅に来ているので、例としてどうなんだと言う感じですが。)あとピントが浅いので、虫なんかでジャスピン狙うのはしんどい感じはします。
大きさ重さもあって、使えるもんなら新サンヨン、そうでなくてもAF-Pの70-300辺りの方が全然良いんでしょうね。
あとはタムロンのA030辺りにも負けそうな気配です。

大きく重く、画質もアレですが、花撮影なんかで柔らかめの描写を活かせば面白そうではあるし、ボケが比較的綺麗と言うのも良い点の一つかな~と言う気はします。
曇天のしっとりした雰囲気でスイレンとか撮ると良さそうかなーと言う感じ。
手振れさえ抑えられる環境ならまぁ使えんことは無いんでしょうね。

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