連休中などに折角蛇を色々撮って来たので、ツイッターに貼ってみたんですが、いろいろ撮れたのでこっちにもまとめておきます。コピペですけども…。
バリエーションはまだまだいっぱいあるので、出来ればこちらのページにちょこちょこ追加して行きたいですね。
ヤラセなしのリラックス状態なヤマカガシ。
頸や体の緩やかなカーブの描き方や尻尾の位置などが、防御態勢を取っている蛇や逃走を図っている蛇とは姿勢が少し違い、体を強張らせません。とぐろもやや緩い感じになります。
人の足音等ですぐこの姿勢は崩れるので、個人的には結構撮るのが大変です。 pic.twitter.com/KVTqR5DRSd— たまおや (@tama_oya) October 9, 2017
一方で、人等に驚いた蛇は頸を引いてS字に強張らせたり、尻尾を胴に載せて一応の防御態勢を取ってみたりをする事が多いです。ジムグリは防御を解いて逃走に移行しようと頭を伸ばしたところ。 pic.twitter.com/8CqIGZSs8j
— たまおや (@tama_oya) October 9, 2017
リラックスいろいろ。
基本的には緩いとぐろに、顎乗せスタイルがスタンダードになるようですが、熟睡個体なんかは、完全にとぐろの中に頭を沈めて休んでいたりします。 pic.twitter.com/2OiJ4TwuXk— たまおや (@tama_oya) October 9, 2017
おまけ。
水没ジムグリ、通行人の足音にビビるジムグリ幼蛇、路上で伸びきっていたシロマダラ幼蛇 pic.twitter.com/AdS6A0P79T— たまおや (@tama_oya) October 9, 2017
ちなみにリラックス状態のヤマカガシ、これまでに何度かそこそこの状態では撮れていたのですが、通行人の足音や通り過ぎるバイク・車に阻まれ満足に撮影できない日々が続いていました。もちろん自分の足音でやらかす事もあったり…。
自分が最も通いやすいフィールドはあまり撮影向きでない郊外の住宅地なので、滅多にこのような状況で出会う事もなかったと言うのもあり、なんだかんだ撮影できるまでに10年近くの時間を要してしまいました。個体数の多い良い環境なら1年もかけずに撮れるとは思いますが。
2枚目に貼ったモノでもまだマシな方とは言えるのですが、生体が警戒姿勢を取ってしまうと、僕個人的にはもうやらかしてしまった…と言う感じです。ネットで蛇写真を検索してみて頂ければわかるんですが、本当にリラックスした蛇を撮っておられる方と言うのは殆どおりません。大体2枚目のように首を引いているか、逃げに転じているか、或いは尻尾や胴でさりげなく警戒の意を表しているか。特に爬虫類屋であればあるほど捕獲撮影する傾向が強く、どちらかと言えば自然写真派の山ブロガーや、望遠常備の鳥屋なんかの方が良い顔をした蛇の写真を撮っている印象があります。昔の図鑑なんかは少なからずこう言った写真が載っていたと思うのですが、最近は専ら捕獲撮影(しかも補足説明されていない)の場合が多いので、その辺気になる方は注目して見て欲しいです。最近はある方法を使って蛇の動きを止めて撮る爬虫類屋も増えているので、一般目線で見分けは難しくなっていると思いますが、それでも動きを止められた蛇と、本人(蛇)が望んでそうしているのとではやはり弛緩具合その他が随分異なるので注意深く見れば見分けられます。蛇を見慣れた人(特に爬虫類屋を自称するような人)であれば表情その他で一発のはずですが。
脱線してしまったので本題に戻して、実はこの写真の発展形が本当に撮りたい写真なのですが、まぁぶっちゃけ資金と体力が厳しいです。
やるのであれば、もう少し良い環境の山麓なんかに住んでじっくり腰を据え一生を捧げて撮影をするか、或いはよっぽどの幸運がないと無理だろうな、と思っています。英語圏でそのキーワードで検索してみても、良くて飼育個体位しかその姿は撮られていません。
ちなみに僕はその撮りたいシーンと言うのは野生個体で10年間の間に2度しか会っておらず、飼育個体でも数度程度しか見た事がありません。野生個体の方はその2度どちらもまだ機材を持っていない頃だったので写真が撮れず仕舞いでいます。残りの人生で、再び撮れるチャンスが訪れる事を願うばかりです。