Power is justice

医療系の案件が一通り片付いて、当面人と会う予定も無いし週末なんかしたいなー、でも特に行きたいところ無いしなー、公共交通機関乗ってどっか行くのは流石になー…。などと思っていたタイミングで、いつもの虫屋ことぽんから「近場でライト行きませんか(要訳)」とのお誘いが。
丁度いいタイミングだし遠征する訳でもなし、そもそも誰も来ない屋外でライトやるだけだし、と言うワケで二つ返事で行ってまいりました。

近場…と言う事で、うちから車で20分ぐらい…かな?の山中へ。
とりあえず困ったらここへ行く的な場所なので、特別何かを求めてって訳でもない感じで。
例年だとこの時期のこの辺りは梅雨真っただ中か、そうでなくても大体天気悪くてライトどころではない雰囲気なので、気分としてはなんかフレッシュ。

いつもの如く到着後飯食って、設営して(もらって)待ち始めた矢先…

本日一人目の大物のお客様。
クチバスズメ。
カジュアルに出会えるスズメガの中ではトップクラスに好きな蛾である。
なにより目に優しい色合い、可愛い顔面。とても良い蛾だ。

クチバを撮って座ろうと思ったタイミングで、今度は視界の隅にふわりふわりと低空飛行する巨大な物体が。

おおぅ、シンジュさん!
飼育個体を除くと、人生で6度目の遭遇…かな?たぶん。

暫く落ち着きなく飛び回っていたが、草むらに着弾。

いや、あの…顔撮りにくいんですけど…?

とりあえず落ち着いたっぽいので放置して、他の飛来物を物色。

この日そこそこの数が飛来した、初見の抹茶みたいな物体。
色が色だし、一瞬で絵合わせ同定できるだろうと高を括っていたが、手持ちの図鑑での同定が難航。

やけくそになって「緑色 ヤガ」と言うキーワードでググってみたところ、ミドリリンガが近そうな雰囲気だ。
(ヤガじゃなかったのによく見つかったな…)

幕に止まったスカシカギバ。
カギバガ科の、僕が知ってる虫の中ではぶっちぎり好みにぶっ刺さる蛾。
シルエットからしてもうカッコイイ。

いやあ…良すぎでしょ…。
そして毎度この”顔”に夢中になって、顔面撮る事を忘れる。

さて、この日はスズメガが豊作。
内容はともかくとして。

今回とにかく数が多いので、こっからは極力早足で行く。

モモスズメ。

クチバスズメ再び。

コスズメ。

ブドウスズメ(無印)。

ホソバスズメ(無印)。
いつもホソバの類はどれがどれだったか忘れるけど、とりあえず前翅外縁のラインが弓なりだった時点でホソバスズメ確定って事でいいのかな…。

このブログのどっかに同定の仕方メモったはずなので掘り起こさねば…。

余談だけど、一言にスズメガと言っても、種によって顔面が結構違うのでね。
皆さんはどのスズメガの顔面が好きですか?

ハイ、みんな個性的でみんな可愛いですね。

クルマスズメ。
ライト慣れした虫屋には幕荒らしとして嫌われる筆頭だけど、僕は結構好きよ。

なおライトに頼らない探索では一回も見た事が無い。
ライトにはアホみたいに来るのに。

キイロスズメ。
スズメガ界隈の中では大きめの種で、ボリューム感がなかなか良い虫。
これまた迫力あって好き。

そして撤収直前にはウンモンも。
カメラ片付けた後だったのでこいつだけスマホで適当撮影。

アサマキシタバ…らしきもの。
カトカラはほんと何度教えて貰っても、図鑑で見比べても、いまいち覚えられぬ…。すまぬ。

なので、虫屋がアサマっぽいって言ったからアサマって言ってるだけで、ちゃんと同定したわけでは無い。
コイツも翅の真ん中をぶった切るように白く抜ける感じだが、前回ポストに貼ったコガタっぽいって言ったものとはまた風貌が違う気がするので、あっちはあっちでコガタ…であってるのかな…。

こっちは後翅チラ見せ個体。
カトカラは写真撮られる時にはちゃんと後翅見せておいて欲しい←

なんかクソデカなヤガ。
後翅が黄色と黒の典型的なカトカラ感だったのでカトカラかなと思ったんだけど、ぽん曰く、「カトカラでゎなぃ」とのこと。

調べてみると、カクモンキシタバってのが近いかな?
名前こそキシタバと付いてるものの、属はChrysorithrumで、Catocalaではなかった。
亜科レベルではシタバガ亜科なんだけどもね。

めっちゃどうでもいい話だけど、カトカラ集めてる虫屋的にこいつは要らないってなるのはやっぱ単にCatocalaじゃないからってのが理由なんだろうか?僕がもし採集する虫屋だったら、後翅の印象だけでとりあえずは採りそうかな…と思うなどした。

ちなみにちなみに僕は初見。

クソデカシャクガその1。
リンゴツノエダシャクとかかな。

山間部の駅とか公園とかの便所に良く止まってるイメージある。

クソデカシャクガその2。
これは以前どっかで見た事があるオオアヤシャク…と思われる。多分。
色と模様がコレなので、砂利の上でじっとしないでくれ…踏んでまうわ…って思ったので、見かける度幕の方に追いやってた。

ややデカシャクガ。
いつぞやに言った、ヒョウ柄白黒黄色シリーズの中の大きめやつ。
オオシロエダシャクかなと思ったが、なんか雰囲気が違う気がせんでもない。
なんかちょっと謎いので保留…。

オオシロエダシャクの模様ってなんかもっとこうブロック状と言うか、黒い斑紋が独立してる感じするんよね。
そう言う意味では前翅の雰囲気はクロフシロエダシャクのバリエーションが近い感じがせんでもないが、これはこれでなんか違うような…。

他のヒョウ柄白黒黄色シリーズとは異彩を放つ、シャクガ。
なんかフォルムからして全然違うこやつはキオビゴマダラエダシャク。
割と横に広い翅形はカッコイイと思う。

…と地面に落ちた蛾達を踏まないように色々見ていると、なんか固形物が地面に衝突する音が聞こえた。音のした方向を振り返ってみたところ…

うぉーい。
カブトムシ(雌)かよ。

特に感慨も無いが、いきなり厚みのある物体が降って来るとびびる。

ミズアオ。

ミズアオは大挙して押し寄せてくるくせに、幕に止まらず素通りしてどっかへ消失するのなんなんだろうな…。
飛来したうち半数以上が夜陰に消え去った気がする。

その辺にいたイナゴ的な直翅ようちう。
なんもわからん。

ヤマトクロスジヘビトンボ的なひと。
顔面は結構可愛い気がする。

あんまり見慣れない感じのカレハガ。
調べてみた感じツガカレハが近そう。

松喰いっぽい感じなので地元で見ないのはそらまあ納得だけど、これまで全然遭遇しなかったのがなんか意外だ。
ネットの海を彷徨って調べた感じでは色味が結構バリエーションに富むようで、黒に近い暗褐色と赤褐色の組み合わせの個体がめちゃくちゃカッコイイと思うなどした。

ので、その内会いたい種になってしまった…(笑)
ちなみにカレハガ科と言えば、無印のザ・カレハガさんもフォルムが無茶苦茶好みなので、どっかでちゃんと写真撮らせて欲しいからはよ出て来て。
まあ食草がこの辺ではかなり厳しいんだけども。

ウコンカギバ。
ウンコではない。

地味だが、カギバガのフォルムはやっぱ好きらしいので、ついつい撮っちゃうね…。

多分マルシラホシアツバ。
類似のオオシラホシアツバはアホみたいに見るけど、コイツは滅多に見ない気がする。

陸の孤島でも以前に1回だけ見た事があるが、撮ろうとした瞬間どっか飛んで行ってしまった。
食草が未知とのことで、個人的な心象としてはそんなに多くないのか、季節的な要因かなんかしらで会いにくいのかなあと思っている。

キアシドクガ。
安定の可愛さ。
可愛い以外に特に語る事が無い。

ムクゲコノハ。
翅開いてるの久々に見たかも?

そしてなんか、全然知らない蛾来たわ…と思ったら、イチモンジチョウさんもお越しでした。何故…。

ライトと言えばアメバチの類もよく来る筆頭だけど、コイツはなんか見慣れない感じがしたので一応撮るだけ撮った。正体は知らんが、やや大きめで赤黒い感じが印象に残っている。ブラックライトに照らされてたからかもしれんけど。

これまた蜂。
幕のやや高い所に止まっていたので適当に撮ったが、ムモンホソアシナガバチとかそのへんが近そうな雰囲気。

近くの樹液でぽんが見つけてきたミヤマペア。
初夏だなあ。

んでまあ細かいのとか全くわからん過ぎるのとか除いて一通り貼ったかなーと言う感じなんだけど、折角貴重なシンジュさんに会えたので、ここぞとばかりに持ってきたレンズフル動員して色々撮って遊んだのもちょっと貼る。

いやぁ…やっぱ良いわ、シンジュさん。
スズメガ科の中では○○が好き、ヤママユガ科の中では○○が好き…と科レベルで見たら色々あるけど、「蛾」と言う雑な括りで言えばトップ3には入るぐらいに好き。
かっこいいし可愛いし良い。良さしかない。(語彙)

それから帰り道、道路わきにある池では…

二人がかりで雑に探したところ、見える範囲だけで8匹ぐらいはまだいた模様。
ここもそこそこの規模の繁殖池だけど、如何せん撮影難度は…
(ちなみに全部200mmレンズのDXクロップ=300mm相当。)

ってなところで今日はおしまい。

なんか陸の孤島2,3年分のスズメガ見た気がするんだけど(笑)
やっぱいい時期、天気のライトは強いなあとしみじみ。
蛾屋モドキやるなら能動的に見に行ける装備は必要だなあと改めて痛感した。

それにしても久々のライトは楽しかった。
身動き取りづらいこの時期、暇を持て余していたのでほんとありがたいお誘いでした。

あー、久々にフィールド感堪能した!

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