エゾスズメ。後翅が前翅からはみ出した状態で止まる姿が印象的な蛾。
必ずしも後翅がはみ出すように止まると言う訳でもないようだ。
写真を撮る角度、光を当てる角度等によって翅の色模様が変わって見えるのがとても面白い。
スズメガの類はだいたい戦闘機のようなフォルムをしており、如何にも飛翔能力が高いと言った風貌だ。その姿の通り、飛翔速度も速いようだ。林内をフラフラ飛ぶと言うより樹冠より高い所を高速で飛び回っている印象がある。
ちなみに経験上ではあるが、翅の面に対して正対した状態で撮影し(1枚目の写真のように)、翅の面に対して平行な光(上の例の場合体の両サイドから光)を当てる事により、模様の紫やピンクがより際立つような気がしている。どちらの写真もライティングで色・コントラストを作っているので、現像時点では特に何も触っていない所謂ストレート現像をしている(1枚目は彩度のみやや下げている)。