ニコンFマウントで魚露目8号を使う際に、マスターレンズの選択で悩まされていました。
古いMFレンズやパンケーキレンズをマスターにする例など数々のレンズが先人達の手によって試されていますが、今入手できてかつ、AFもスムーズに使える物と言うとなかなかこれぞと言う物が無い時代が続いていました。
各種マイクロニッコール(40,60,105)はいずれも魚露目との相性は悪く、これまではAF-S DX Nikkor 18-55mmが比較的手軽で、画質もまずまずと言った所。(※ただし背景の周辺付近に比べ、中央が大きくボケてしまい、若干不自然になると言う欠点はあります。)
しかし、その18-55がAF-Pに更新された事により、随分と魚露目で使いやすくなったように思います。レンズ自体めちゃくちゃ安いですしね。光学的には大きく変わっていないので、描写特性としては似た感じになりますが。
上の作例もAF-P18-55に魚露目を装着して撮影したもの。
装着の際の注意点は2点。
1点目は、マスターレンズ(AF-P18-55)と魚露目の距離を限りなく近づけないとケラレが増える事。
現在市販されている55mm→40.5mmのステップダウンリングはあまり選択肢がないようで、Amazon等ですぐ見つかるのはYIYOと言うメーカーの物しかありません。しかしこのステップダウンリング、魚露目のアダプターとは若干相性が悪く、根元まできっちりハマってくれません。(硬くて途中でネジが止まってしまう)
そのまま使うとマスターレンズと魚露目の間には結構距離が空いてしまうので、装着の際に若干工夫が要ります。具体的に言うと、魚露目のアダプターのマグネットをアダプターの裏側に装着する事で解消できます。マグネットによる吸着力は弱まってしまいますが、実用上は問題無いはずです。
で、更に魚露目をレンズ前玉ぎりぎりまでねじ込んで下げてしまいます。
この時、AF-P18-55にはプロテクトフィルター等を付けない方がケラレが少なくなって良いのですが、前玉を魚露目の尻で傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
2つ目は、APS-Cのカメラで対DX1.3クロップモードを使用する事。
DXフォーマットのままで撮影すると周囲が大きくケラレてしまうので、最初っからクロップモードを使用した方が使い勝手は良いと思います。もちろんDXフォーマットで撮影して、後からトリミングしても良いのですが。
とりあえず今回はこんな所で。また色々試写してみます。
なお、魚露目による作例は当ブログの検索窓に「魚露目」で検索してみてください。
=============================================================
ところで、最近の自然写真界隈では人為的介入が目立ち過ぎて、ちょっと”自然”写真と言う物に不信感が募りつつあります。
自然自体は好きなので観察は続けますし、写真も撮るとは思うのですが、自分も見てみたいと思っていた姿がやらせと確定した事、また別の見たい姿がここ10年間で2度しか見られていない事等からモチベーションが駄々下がりしています。恐らく撮影は激減すると思うので、この機に機材を色々放出してコンパクトにしていこうと思っています。”面識のある方”で「その機材手放すなら売ってほしい」と言う方がいればお声がけ下さい。価格的にはマップカメラに売り飛ばした価格と、マップカメラで買った価格の中間位を想定しています。オークションよりちょい安いぐらいかな。
ちなみに手放す予定の機材は以下の通り・D750ボディ・D500ボディ・Micro Nikkor 40mm f/2.8G・Micro Nikkor 105mm f/2.8G・Ai AF 24-85mm f/2.8-4D・AF-P DX 70-300mm・AF-S 50mm f/1.4G
・Nikon1 V2 ボディ(SB-N7、FT-1、予備バッテリー1本あります)・TG-4(FD-1あり)・SB-400
D750はフィールド使用に伴う大傷あり、D500はフィールド使用に伴う小傷多めな感じです。手放す機材についてはスレこそあれど落下等激しいダメージを与えるような事はしてないのでその点はご安心ください。それ以外の具体的な情報は直接聞いて頂ければ。上手く乗換できなさそうなら流れるかも知れませんが、気になる友人諸氏は声かけてみて下され。
(※この記事はアフィリエイトを含みます)