擬態を解除してから約半月ちょっと。

ひたすら蛇と蛙を撮る日々だったけど、流石に蛇ボツカットでは記事の嵩増し出来ないし(する意味も無いけど)、自身のために蓄積する情報もそんな増えないので、久しぶりに蛾探しへ。
蛾探しと言っても名前も知らない属にも落とし込めないよくわからん小物(質量的な意味で)を撮ってても疲れるだけなので、出来れば大型蛾を探したい。

この時期の大型蛾と言うと、イボタガ、オオミズアオ、越冬組のアケビコノハ、ハネナガブドウスズメなどなど色々いるが、蛾屋見習いレベルが限りなく0に近い僕にはいずれもハードルが高い。
イボタはまあ林内でライトでも焚けば来るであろうポイントは知っているが、ポイントを知っているのと探せるのは別次元の話。あとついでにHIDのバッテリー死んで久しい。

となるとミズアオ、アケビコノハ、ハネナガブドウ辺りがターゲットとなるが、いずれもこの辺りで狙おうと思うと果てしなくめんどくさい。

じゃあどうするんだ…と言う感じだが、虫探し能力が無くても、注意力さえあれば誰でも簡単に見つけられる蛾初心者の救世主、オオトモエ先生を求める事にする。
オオトモエと言えば、昼間こちらが気付いていなくても、近くにいれば飛んで場所をアピッてくれる位には初心者向きのエントリーモデル(モデル?)。
ライトにぽこじゃか来るような虫では無いが、夜なら食草ある周辺を丁寧に探って行けば目線の高さより低いところに良く止まっているし、なんだったら樹液の近くとかによく転がっている上にめちゃデカいので非常に探しやすい。

と言うワケでそれっぽい場所を探す。

ひたすら探す。

・・・

・・・

いない。

小一時間ぐらい探しただろうか。

いつもならその辺にボロボロ止まっているオオトモエがいない。

よくわからん小さい蛾も少ない。

諦めかけたその時…僅かに樹液が出ている場所に光る蛾らしき複眼。

お、いたいた…アレッ??

小さいしなんか違うくね…??

と思ってよくよく見てみると…

シロスジトモエやん。
この辺では二度目まして。

以前はイボタの副産物としてライトに飛来したが、光に頼らず見つけたのは初めましてかな。
ちょっと嬉しいが、なんでオオトモエじゃなくコイツに出会えたのかは全くもって謎。

それにしてもオオトモエが初心者向きとは…?と言う感じである。
なんでやねん。

やはり蛾屋見習いとしてのLvは0って事で、蛾なんぞ狙っても無駄と言うこと。
なんかのついでに見られたらラッキー程度に留めておくが吉だろう。

と言うことであとは消化試合的な感じで。

お痛ましい…

今日は昨日に比べて気温が低かったせいかライバル(オオゲジとかムカデ)が皆無で光に集まる虫は独り占めと言う感じ。

他にはにょろとかケロとかいるにはいたが、その辺は割愛して、そろそろ帰ろうかと思ったとき、LEDライトの光が溜め池の金網の辺りでいつもと違う反射をした。

なんだろうと思って近づいてみると…

おやまあ、珍しい。

誰か知らんけど。

1400で調べてみたが、まるでわからず。
ほんま誰やねん…。

まあとりあえず、足場悪くてアングルが自由にとはいかなかったけれど、陸の孤島にしては珍しく、虫がそれなりに低い位置(目線の高さ)にいたので色々撮り比べて遊んでみる。

@24mm。
潜り込めるのは楽しいんだけど、こう言う命懸けの場面でうっかりレンズで殴ってしまうと致命傷になりかねんので思ってた以上に潜り込めなかった。
あと目線の高さと言うのもあって、レンズの長さが仇となったのもある。
もうちょいカジュアルな虫の目レンズ用意しないとな~と思うなどした。まあ虫の目単体で考えればなんぼでも候補はあるが、無駄に持ち歩く機材を減らしたいので、実運用上は候補が少ないと言う。

元々60mm多用してた勢なので、マクロはどっちかって言うと短い方が好み。
ネイチャーだと使える場面少ないのは別にして。

好みと実用は別なのである。自然撮影で好みのレンズだけ使えたらどれほど楽なことか。

現実は人間に都合良くは出来ていない。

暫く眺めてたらゆっくり翅が開いてきたので光をおもっくそ反射させて撮ってみるなど。

トンボに縁があんまりないとは常々言っているが、たまにこう言うの見られると嬉しいやね。

誰か知らんけど。

(追記)
サラサヤンマだと教えて頂きました。詳細はコメント欄参照。

6 Comments on “Lv0”

  1. お、サラサヤンマですね。
    羽化したてで目の色が出てないですが、きれいな緑色になります。

    • いつもありがとうございます。
      サラサヤンマさんでしたか。
      サナエかヤンマか何かその辺なんだろうなーと思った辺りで図鑑を閉じてしまいました←
      目の色出たやつ、飛んでるやつなんかも見てみたいものです。

      • 春先のヤンマはサラサヤンマだけなので、サナエでなければサラサ一択です。
        林道というか登山道的なところ(林内の空間)を飛んでたりホバリングしたりするので、羽化した場所の近くにそういう場所があれば飛んでるかも?

        • あ、なるほど。この時期他におらんのですね。
          場所はうちの近くの墓の横の溜め池的なアレ(覚えておられるか謎ですが、随分昔に夜カガシが沈んでたところ)なので、その裏が丁度登山道の入口ですね。
          昼間あんまり見に行けてないですが、その辺飛んでたりするのかな。

  2. はいはい、あの升みたいなところですね。
    たぶんそのへん飛んでるんじゃないかなーと。なんなら道路で飛んでるかも。

    • なんと、道でも飛んでるレベルならもしかしたら見たことあるかも…?
      墓のあたり飛んでるヤンマっぽいものおるなーとは思ったことがあったんですが、それ以上に気にしてませんでした。
      折角だからホバリングも見たいので、ちょっと探してみます。

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