雌を待つニホンアカガエルの雄

今年はフユシャクに注力したのもあって、両生類はそれほど追わなかったのだけれども、それでも一応多少は撮ったので貼ろうかなと。上の写真は2月上旬の雨の晩、雌が来るのを待つニホンアカガエルの雄。昨年までだと長靴やウェーダー装備して池の中で待つしかなかったのが、自分的には少々嫌だった(カエル踏んだら嫌だし、沈殿物を攪拌すると撮影も困難だし、そもそも沈殿物の中にいる生物に影響与えたら嫌だし。よく知らないからだけども。)ので、Laowa24mmの登場により、岸からグッと手を伸ばせば一応撮れない事も無い感じになったのはありがたい限り。とは言えLaowa24も万能ではないので苦労する面も増えたけれど。

ちなみにこの晩はアカガエルはいまいちだったけれど、カスミサンショウウオがやたら活発だった。路上を歩いている個体がかなり多かったが、一応水中待機組も少々。

落ち葉の下から顔を出すカスミサンショウウオ

落ち葉の下からヒョッコリ顔を出すカスミサンショウウオが可愛かったです。これも去年までならTG-4とかを水中に沈めるしかなく、結構姿勢を変えられてしまって残念な思いをした場面ですが、Laowa24mmなら全く反応されなかったので意外と撮るのが楽な場面でした。

同時期にヤマアカガエルも始まっていたようですが、両生類屋と場所のバッティングが起こり勝ちなエリアなので、今期は回避。近場に良いポイントってあまり無いですしね。

そして2月中旬。今年は暖冬と言う事もあって、僕の秘蔵のポイント(?)へニホンヒキガエル観察に。虫屋S氏に車出して貰って行ってきました。

岩の上でポージングをキメるニホンヒキガエルの雄

予想には反して、まだ雄が数匹集まってキャッキャしているだけ。雄同士の絡みはちょろちょろ見られたのですが…(それはまた機会があれば)。で、結局雌は来ず。日を改めて翌週の雨の後にもう一つのポイントを見る事に。

…。とっくに終わってる…。なんでや。同市同緯度帯なので気候にはそんな差は無いはずなんですが、やはり日照時間とかでしょうか。

その晩改めて前回のポイントに行ってみると…

斜面から転がり落ちてきたニホンヒキガエルの雄

やはり寂しく雄がポツポツいるだけ。うーん、まさかここまで差が出るとは…。

と言った感じで今冬のカエル探しは終わって行ったのでした。

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