灯火に飛来したオオシモフリスズメ

今年は例年にも増して気温の乱高下が激しい。春蛾が出始めたかと思えば4月なのに雪が舞ったり、とても近畿地方とは思えない。ただでさえ気温の低い陸の孤島だが、4月の雪は40年近く陸の孤島の気候を見聞きしてきて初めてではなかろうか。

まあそんな事は置いといて、そんな気温の日が続くものだから春蛾がなかなか狙い辛くて難しい。のだが、今年は誘って貰ったライトトラップで一つ新しい経験をした。オオシモフリスズメの飛翔条件に関する事だが、例年であれば(少なくとも僕単独では)トライしないような条件で大量の飛来を確認できたので、今後の観測で確証を掴んで行きたいところ。

こちらも灯火に飛来したオオシモフリスズメ

春蛾の中ではかなり好きなオオシモフリスズメだが、個人的には一番遭遇が難しく、そして上手く撮るのが難しい虫。カブトムシのように厚みがある胴体なのに、翅はやはり蛾の平面的な翅。撮影アングルがかなり限られる感じがしてどう撮ったものか頭を抱えてしまう。ギザギザした翅とかめちゃくちゃカッコイイんだけど、翅を表から見ると顔がさっぱり見えなかったりするので悩ましい。まあどのパーツを魅力的に感じるかも人それぞれなのでその辺の取捨選択も個性出て良い所だとは思うんだけどもね。

オオシモフリ祭りに紛れていたエゾヨツメ

エゾヨツメも魅力的なんだけど、眼状紋見えてる状態ってなんか間抜けと言うかコミカルと言うか、そんな感じに見えてしまうのは僕だけだろうか。特に後翅の黒い線が僕にそう思わせるのかも知れない。写真的には全然ちゃんと撮らなかったので若干後悔している。エゾヨツってなんか飛来してもいまいちテンション上がらないんだけど、後で写真を見ればやっぱ良い蛾やんけなあ!ってなってダメ。現場で集中力出ずに毎回後悔する案件。次は…ちゃんと撮る…。かも?

ところでこの日、Tamron の60mm F2 MACROを少々拝借した。持ち主はピントが合わぬ…と苦悶しておられたが、僕のD5600とは相性が良かったようで、普通にちゃんと合ってた(ように僕には見えた)。

ライトラの幕に止まったトビモンオオエダシャク

全体像としては上の写真の通り。まあ、マクロレンズねって感じ。

上の写真のトリミング

拡大してみても充分解像しているかな?って言う印象。なんかぽわぽわしてるイメージのレンズだっただけに意外な感じだ。まあ僕のD5600と相性が良かっただけなんだろうとは思うが。こう言うのは自分の所有レンズでガチピン来て欲しいものである(90mmマクロを見ながら)。

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