ウチスズメ

なんかもう昨日貼ったノコギリで記事止めて、ブログ放置して生き物追うのももう辞めて、面白そうな事にあれこれ手を出して余生を過ごすのも良いかな〜って程度には達成感と喪失感(目標ロス?)が凄いんだが、まあネタがあるうちはぼちぼちね。

そんな訳でノコギリチャレンジの副産物、ウチスズメ。スズメガ科ウチスズメ亜科。ノコギリスズメとは食草がかぶっていて、こいつ(の幼虫)もドロノキ、ヤマナラシを食す。こちらはノコギリよりもっと食草の守備範囲が広く、ヤマナラシ属に限らずヤナギ全般何でも良いようだ。ちなみにポプラが異様に多い北海道では御多分に漏れず、見飽きる程にいるのだとか。

コイツも実は先日まで見たい蛾TOP4の次席に鎮座していたんだけど、なんか、なんだろう、現物見たら「ああ、こんなもんなのかな…」ってなってしまった典型。人の写真で見た時には眼状紋スゲー!!って思ってたんだけどなあ…(苦笑) 現物見たらなんか眼状紋のインパクトは下手するとクスサンにだいぶ劣るかな感がある。インパクトだけならね。アイシャドウを引いたような派手さは流石なんだけど、「あ、派手だな」って思ってそれで終わってしまった。なんだろう、先人が語り尽くした以上の物を本物からは感じなかったと言うか。ノコギリの興奮に負けたとかではなくて(そもそもこいつの方が先に灯火に来た)、何だろう…会う前の期待が高過ぎてハードル上がり過ぎてたんだろうか。なお、事前の情報ではコイツの方がノコギリより若干後の季節に出ると聞いていたので、来た瞬間「あっ、終わった」と思ってしまったのもいけないのかも。

2017年秋撮影のクスサン

ちなみにクスサンの眼状紋はこんな感じ。↑

吸い込まれそうな、なんか直視したくなくなるような、そして微妙に左右で目線が合ってないような、どこかヤベえやつの目みたいな危なさを含んだ感じで僕的にはこっちの方が強烈だった。

ちなみにウチスズメの方はかなり雑な捕獲撮影。機会があれば今度はちゃんと撮ります…。会えたらね。

ところで、今年会いたいと言っていた蛾TOP4の内三つに会えたので、残り一種、イブキスズメも少し頑張りたいですね。こっちは僕的に更に条件が厳しいのでチャレンジは一回きり、軽めで終わろうと思っています。なんせこいつは1500m以上の高標高地だったり、北海道の海沿いだったりの高地の草原性な上に昼行性なのでノコギリスズメとはまた違うめんどくささが。分布的にはノコギリとほぼ同じだが、こちらの方がやや広く、九州や対馬にもいる。関西ェ…。その分ノコギリよりも更に標高が必要だ。高原の指標種とまで言われているので、こいつがいない関西圏においては「高原とは…」と言う感じ。…うんまああれね。雨天でもない限りは月齢気にしなくて良く、ノコギリスズメよりチャレンジできる時間が多いのは大助かりです。美麗種なのでTwitter向き案件であるのは間違いなく、広角で風景共々撮れると最高ですね。会えるかな…。撮れるかな…。

でもなー、今見たい蛾Top4、ちょっと入れ替わっちゃったんだよね。1位は不動のノコギリ、3位は変わらずイブキなんだけど、2位が南方系の偶産と思われていたスズメガ、4位が一応全国分布も何故か沖縄でしか目撃の無いスズメガに変わってしまった。北方通いが終わったら南方かなー…。んー…やだなー(笑)

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