とりあえず兵庫県に帰って来た。

北海道遠征中に虫撮りしてて思ったんだけど、やっぱ今のシステムで虫撮るのつれえですわ。小さい被写体は小さい被写体撮るシステム揃って無いと色んな面で苦労する。

被写体が小さくなればなるほど、画質に影響のない範囲で小さいセンサーをチョイスすべきね。まあスズメガ撮ったりとかしかしないならフルサイズの方が圧倒的に画質良いんで比べるべくもないんだけど。

セミなんかも被写体としては大きいので、フルサイズに等倍マクロでも一応上の写真位の感じなら全然楽勝。でもパーツのアップ撮ろうと思って構図を考え出すと、結構情報を整理しきれずに中途半端になっちゃうんだよね。倍率上げるために接近する訳だから、その分絞り込まないと被写界深度も浅くなるし、絞り込むから光量不足に陥りがち。WDが無理のない範囲で長いと言うのは、ライティングの光を差し込む隙間も豊富って事で、マクロ域ではライティングも少し楽になる*。そう言う意味でも同距離から撮れば見た目大きく写る小センサーの方が虫には有利かな。まああくまで、画質に影響のない程度の小センサーで、と言うのが前提だけど。

*手を伸ばしても届かないような距離が離れる場合は逆にライティングは困難になる

またかよって感じのヒメウラジャノメだが、フルサイズの60mmマクロで葉っぱを揺らさない限界まで近づいて撮ったもの。マクロで頑張って寄った割にはだいぶ小さい。

で、これをAPS-C相当にトリミングすると(あくまでおおよそのサイズだが)…

これなら割と大きく写るなーと言う感じ。APS-Cで90とか105とか使えば倍率上げてもWDももうちょっと稼げるので、もう一回り位は大きく撮れるかな…。何度も言うけど虫には小センサーね。

ちなみにコレはLaowa 24mm F14 macro probeで撮ったもの。流石Max2倍レンズだけあってフルサイズノートリでもかなり大きく写せる。レンズが長いのも自然物相手には結構有利な事があって、持ってると絶対楽しいレンズ。まあ逆に不便な点は、被写体と人間との距離感は望遠マクロなんかに近いので、回り込めないような壁がある時とかにつらい。あとはプローブを通す隙間がないような入り組んだ枝の樹木とか。短いレンズなら腕とカメラだけ入れば撮れるのにって時にどうしようもないけど、まあそう言うのはどんなレンズでも一長一短なので使い分けですね。

なんか趣旨が怪しくなって来たけど、僕は今シジミチョウ位の虫を無理なく撮れるシステムが欲しいンすよ。あー、もう某鱗翅屋さんおすすめの150マクロ欲しいな…。それかAPS-C機にLaowa 100mmとかMFT機に60mmマクロか…。うーん…。虫撮る用のシステムが結構両爬と違って厄介だ。

2 Comments on “虫撮りの”

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