今日はなんとなく、札幌の市街地で見かけた蝶たちの写真でお送りしよう(唐突
まああれよ、昼行性の蛾狙ったんで、似たような環境に来るやつを一応撮ってみました的な。

と言う感じなので多分大したものは撮ってない。はず。この日サカハチチョウの春型っぽい物(真夏なのに?)もいたが、一瞬で通り過ぎて行ってしまったので写真は撮れず。不覚である。サカハチチョウと言えば、僕が知る限りの蝶の中ではトップレベルに好きな蝶だし、更には春型は地域的にちょっと足伸ばしても見に行きづらい事が多いだけに勿体ない事をした。

まー、そんな事をくどくど語っていても仕方ないので気を取り直して行こう。

上の写真はオオウラギンスジヒョウモン…と思われる。蛾は好きでも蝶は正直よくわからないのでこの手の蝶を見ると「ああ、ハイハイ、ヒョウモンの何かね。」ってなってしまっていけないが、よくよく見ると普段見かけるヒョウモンの類とは何か雰囲気が違う。地味に違う。何が違うかって言われるとなんかわからんけど模様とか雰囲気が違うとしか…。

でまあ調べてみると後翅の裏に地味に入った銀色の筋が本種の特徴のようだ。類似するウラギンスジヒョウモンには後翅外縁に薄く白いぼやけた点列が出るらしいが、とりあえずそんなものは見て取れないのでオオウラギンスジヒョウモンと言う事にしておこう。関西圏でもいるはずだが、多分そこそこの標高が無いと出会えないのではなかろうか。山地の草原とかまず用が無いので僕はこれが初見だった。

こっちはとある施設に囚われてしまったエルタテハと思しき物体。囚われて…と言っても勝手に迷い込んで出られなくなっただけっぽいが、残念ながら救出に侵入できない施設だったので外から写真のみ。不憫である。ちなみにL立翅と書いてエルタテハらしいが、同じLが和名に入る我らがアイドル、エルモンドクガちゃんと違って何がLなのか全くわからない。後翅の裏面中央に白いL紋が入る事からこの和名になったそうだが、Wikipediaの画像を見ても僕には何がLなのかさっぱりである。

こちらは恐らくヒメキマダラヒカゲ。パッと見た時サトキマダラヒカゲとかヤマキマダラヒカゲとかその辺かなって思ったけど、なんか蛇の目紋少ないし、模様もシンプルだしなんぞこれってなったやつ。Wikipediaによると南方に行くにつれて生息域は制約されるそうなので、恐らく高標高地か寒冷地の虫なんだろう。たぶん近畿圏では会えないやつと予想。詳しく調べてないから知らんけど。軽く見た感じでは長野や山梨の1600m級とか北海道札幌に行けば雑魚みたいな風潮っぽいのできっとそう言うタイプの虫なんでしょうな。恐らくウチスズメとかノコギリスズメがいるような高さにいる感じなのかなと。

最後はド普通種、スジグロシロチョウの雄、夏型。撮影地は石狩平野なので、ヤマトやエゾの可能性もあったが、翅の模様からしてただのスジグロシロチョウでしょう。花の合間をへろへろとやる気無く飛んでたので飛翔狙ってみた。狙ってみた言う程の写真か?って言われるとまあアレなんだけど、「おっ、なんか飛んどるわ。撮ったろ。」位のノリでノーフラッシュワンシャッターで撮った割にはまあ…?ダメ?

・・・

・・・・・・・・・・・

うん、まあこんなもん。
わしに昼間訪花してる虫探せって言われても大したもん見つけられませんわ。そもそも良いロケーション求めて彷徨い歩く事に時間を費やしてしまったのも良くないんだけど…と言い訳位はしておこうか。

で、これ以上特に語る事も無いんだけど、写真の話をちょっとだけ。
最近まじでいい写真とは何かがまるでわからん…(笑)
最低限自分が嫌な思いしないで済む写真撮れたらいいかな感はまああるんだけど、それだと表に出す必要もあるかな?ってのが最近の悩み。両爬はともかくとして、昆虫も適当なやつはブログに貼ればいいかなーとは思ってるんだけど、真剣に撮ったやつとかはなんか行き場が無い。虫屋としてはにわかもにわかなので、真剣に撮ってもそこまででもないしなってのもある。

最近写真でわくわくしてないので、なんか刺激欲しいぜ。

====================================

(追記)

撮った写真を見返していたら被写体ブレしまくりの駄写真出てきたが、こっちはヤマトスジグロシロチョウの雌っぽいですね。前翅第三室の斑紋が全然違いますし、雌特有の前翅後縁の黒いカーブした模様が、前述の前翅第三室の斑紋に繋がっていく感じからしてこっちはヤマトで良さそうな雰囲気です。同所にエゾスジグロもいたら面白かったんですが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です