昼間はなんでもなかったような場所が夜の林道となると、夏はオニグモに、秋はジョロウグモに道を阻まれる事が多い。ジョロウグモの場合は一度網を張ると暫くはそのままと言う事が多いのだけど。

まあそれは置いといて。

昨夜は林道を歩いていたら、いつも張ってあるジョロウグモの網にあからさまに大きく異質なモノが居座っていた。一瞬こんな蜘蛛いたっけ…?って思ったが、なんて事は無い。オオゲジ先輩だった。

以前にカマキリやスズメバチは蜘蛛の網を突破できるんだねー的な事を書いたような気がするが、まさかオオゲジ先輩も蜘蛛の網をものともしないとは。

ちなみに本来の網の主は隅に追いやられていた。

わかりづらいかも知れないが、左下に見える小さなモノがこの網の主であるジョロウグモ。

ところでオオゲジはいつも白い壁に貼りついている事が多くてあまりこう言うシチュエーションで見た事が無かったのだが、黒い背景だとそのフォルムの美しさが際立つ気がする。黒バックで撮ったらかっこよさそうね。

話変わって最近クロコノマチョウ祭りが開催中だが、まだ当分はこの感じが続く模様。

毎度毎度似たような感じの写真で面白みもくそも無い感じだが、僕的には撮影難度が結構高くて困る。って言うのもこの写真のシチュエーションは下のような感じだから。

アングルを選ぶに選べない状況だし、蝶なので平面的だから角度付けるとピントがね…ってなってしまって、結局あのアングルか、顔のアップ撮る位しかできないでいる。

なお先日も言ったように、数m歩けば次のクロコノマがいる状態ではあるので、選びたい放題ではある。

まあいくら多いと言っても流石にボロは出だした感じだが。

…さて、今回は全てDX18-55mmでの撮影。
これ位のサイズ感の被写体ばかり撮るなら非常に扱いやすいレンズ。僕はたまに個人的なご依頼/お仕事の派生で人間を撮る事もあるのでフィールドも基本的にそのままFull Frame運用なのだが、虫撮るにはFFは圧倒的に不利。倍率もさることながら、ライティングも厳しくなりやすい。
 なのでフィールド用の機材を整理して置き換えてもいいかなーと少し思っている。人の撮影も最近は被写体の人が機材用意してくれているので最近はそっちばっかり使っているし。

E-M5 mkIIも軽く小さく便利だが、いかんせんダブルマウントは2台持ちした時にライティング機材やレンズが2倍に膨らむので、結局荷物が増えると言う罠があって。

ってな訳でなんかもうAPS-CかMFTに統一するのもアリかなーとか思わんでもない。被写体決め打ちで行けない探索メインの時はいちいちレンズ交換しているとテンポ悪いし。そして何よりフルサイズでそう言う用途に使えるレンズを最近はどこのメーカーも作ってくれないし。レンズさえあれば別にFFでも良いんだけど。

まあそんな感じなので、必然的に選択肢がAPS-CかMFTになってしまう…と言う訳。過去にD5600を使っていた事があったけど、D5x00やD3x00はハズレレンズ引いた時に微調整できないので、常にピントがちゃんと来るアタリレンズ引かないといけないと言う、強運の持ち主か細かい事が気にならない人向けな博打機なので僕的には無し。現行だとD7500がまあ無難なんかもね。D7500クラスならデカい重いに目を瞑ってD850を常にDXクロップで運用するって手も一応あるにはあるけれど。

あとそれから今回は久しぶりにライティングを”変形”させた。
僕が普段使っているライティングは柔らかい均一な光とは縁遠い所にあるので、”目的”が違う人が流用しても何の役にも立たない。のだが、実は僕のライティングシステムにはギミックが色々仕込んであって、今の所思いつく形では8つほどフォルムチェンジができるようになっている。
 普段は爬虫類に最適化させているのでその内2つ位を主に使っているんだけど、虫撮る時にわざわざその形を用いる必要が無いので今回の形で運用したのだが、普段と比べると格段に光量の確保がしやすいと言うか、ロスが少なく結構有用かも知れん。FFのレンズで使った時にどうかはまた実験せねばならんが、一応18-55で使う限りはマムシとかでもなんとかなりそうな感じだ。

機材とかライティングの事はちょっとずつ調整せねばだけど、やっぱこう言う話は撮り方が近い人がいないと一人で頭抱えるだけなので進展が遅くていかん。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です