フィールドで嫌な事があると、その後フィールドに出た時に連想ゲーム的にその嫌な思い出が脳裏を過ると言う事は僕結構ある。(フィールドで嫌な思いってのはそう滅多な事では無いが)。フィールドでの嫌な思い出でなくても生物屋に対する嫌な印象とかも同様だが、そう言う悪いメモリーは悪いイメージの元となるインプットを遮断して、良いインプットで上書き更新してしまうに限る、と僕は思っている。

と言う訳なので、嫌な事はバシバシ切り捨てて色んな経験でさっさと塗り潰しましょう。まあそう簡単に忘れられんから悩むんだと思うけどね。

さて、昨日はここ数日の冷え込みから解放され、僕的に快適な一日だった。天候的にも過ごしやすかったし長閑な一日。

陸の孤島ではもう珍しくなってしまった鳶。
Olympusの75-300mmで撮ってみたけど、このレンズあかんね。比較的近くの被写体でそこそこ大きければ大丈夫だけど、被写体が遠かったり小さかったりすると全然ダメ。三脚立てて静物撮ってもミラーレスの癖にピントもなんか絶妙にずらしてくるし。このクラスのレンズから上となると一気にお高くなるし、カジュアルに鳥やりたい向きには合わんわな。

なんか脱線した。

んで、天気も良いんで久しぶりにちょっと遠出するかーと方々ぶらぶらしてたんだけど、日没しても気温が全然下がらず、むしろ曇天のせいか暖かい。湿度もある。無風。そして月が雲で隠れてる。

となるとやる事は一つですね。

はい、そんな訳で適当にご新規ポイントで山際まで行って見てみたらヒメヤママユ祭りが開催されておりました。

僕も先日嫌なフィールド経験した後だったからか、なんか嬉しくなってグループトークに写真放り投げたら、いつもの面々がすっ飛んできたので急遽集まってきたにわかちゃん&リエカナコンビとゆるーい蛾探しに。誰一人虫屋がいないのに虫を探す、と言うのがなんか乙かも知れぬ。各々が培ってきた自然に対する嗅覚が全力で発揮される感じは毎度の事ながら楽しい。みんなそうなんだけど、”一般的にそう言われている”で思考停止せず、ちゃんと疑ってかかるし考察するので、目線や考え方が常に目新しくて勉強になる。あと自分の守備範囲外の物でも「季節を感じ取りたくて…」って言う理由で来るのも好き。

あまりにも蛾に良い天候だったので、気軽に見やすいポイントへ移動。こちらも変わらぬヒメヤママユ祭り。移動してからは計8個体いた。はず。

トンネルの天井に貼りついたやつ。

蛍光灯に(ry

実はヒメヤママユは好みドストライクって虫では無いのだけど、そんでもやっぱ良い虫だ。
なんかコレも毎年言ってるんだが、現物見ると印象値以上に小さく見えて、なんか写真も適当になっちゃうんだが、家に帰るともうちょい真面目に撮っておけばよかったかなってなる典型ね。明日もっかい見に行こうかな…(笑)

ちなみに上の写真めちゃ大変な状況だったのでたまには状況説明させてくれ。こんなめんどくさい撮影はちゃんと伝えないと写真からでは絶対に伝わらんしな。

ぱっと見の状況はこんな感じ。これの何が厳しいかってのを図解するとですね…

こんな状況なんすよ。色々察して。
ちなみに表からの撮影の方はノーファインダーで撮った。今思えばsnapbridge使えばもう少しマシだったやも知れぬ。

2番目の場所でアホみたいにヒメヤママユを堪能したので、今度はみんなで陸の孤島へ。気温も近いしいるのでは…と期待して行ったけど、残念ながら陸の孤島は陸の孤島であった。

まあ一晩でこんなにヒメヤママユ見られる事も近隣地域ではそうそう無いし、良い夜であった。

ちなみに陸の孤島には安心のいつもの面子が待っておった。

特に面白いもんがいる訳では無かったが、そんでも成果如何に関わらずちゃんとその場所を楽しんでくれると案内しがいがあるって物だ。

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