秋の蛾探しと言えば我が地からアクセスが悪くない範囲では”滝道”か”T駅”が無難なスポットであったが、前者は人通りが多い事と水銀灯の大幅な減少が、そして後者は某イベントで紹介されて以降の同業者の激増があって最近足が遠のいている。正直もう1時間半もかけて行くような場所ではない感じ。
 カジュアルさがあるので公共交通機関しか使えない時等には全然選択肢には入るのだけれども、今となっては出来る事なら避けたいポイントになってしまった。

そんな訳で今更ながら新たな場所を求めて放浪している。今回はカナちゃんの案内でカナちゃんの爺様所有の山へ。彼女は一応両生類屋(?)でもあるが、登山家が本業(?)なので生物のポイントはあまり把握していないと言う。そんな訳で新規開拓のつもりで装備軽くして探索メインで。適当な機材で撮って回ったので写真はいつもに増してクオリティダウンだが気にしてはいけない。 生き物のラインナップは普通だが、いつもと気分は変わって楽しいフィールドだった。

とりあえず的に以下だらだら貼る。

入水していたハラビロカマキリ。眺めていたらハリガネムシでも出てくるのかなーと思って暫く待ってみたが全然そんな事は無かった。

路上を歩いていたコスズメの幼虫。道路だし救出しようかなと思ったが、前蛹を触ると羽化失敗する的な話をちょろっと小耳に挟んだ覚えがあった。前蛹と言えば蛹になる前のステージだが、蛾類の前蛹がどんな状態なのかわからんので道路うろついている=蛹化する場所を探しているのだろう…と思い、渡りきるまでは見守る事にした。まあ急を迫られる状況であれば落ち葉とかで掬い上げちゃえば良いのだとは思うが、触らぬ神に祟りなしとも言うしな。

ムラサキシキブ…だっけか。紫色のプチプチした実が綺麗だが、個人的には秋の入り口辺りの緑から紫へのグラデーションが結構好きだったりする。

産卵中だったオオカマキリ。現在進行形で産卵してるとこなんてそんな見ないから、ちゃんと写真撮りたかったけど流石にこの状況ではなあ…(苦笑

それからここらでは冬鳥なカラとメジロの混群を見かけた。真冬になるとここにエナガが混ざる印象だが、今日は不在。一体どのタイミングで合流するんだろうね。

と言った感じで、久しぶりに完全クローズな山を堪能できた。案内ありがとうございました。成果出なくとも場所が変わるだけで僕は気分変えられて楽しいし、土地を知る事は出来たので、行った甲斐があったと言うものです。是非またお邪魔したく。

さて…蛾観察に向いている場所って意味では相変わらず良い場所が見つからないままヒメヤママユタイミングも終わりそう。今年は地元含めた近隣市町村ではクスサン、ヒメヤママユを殆ど見ていないのでちゃんと見て置きたい感じはある。クスサンはもう手遅れだとは思うが。

あと鳥もいい季節になって来たっぽいのでどこかに見に行きたいね。この辺からだと車で2時間程北に向かうか、神戸や大阪の海沿い行った方が楽しめそうではあるのだがイマイチ鳥見スポット把握しとらんのでボチボチロケハンしとかねばな感じだ。

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