某R氏が「そろそろアレ見に行きたいですね」と言うので見に行ってきた。

冬支度の始まるこの季節、木漏れ日のさす林床でぼーっと待っていると、蛇達が越冬場所を決めるべく、土を掘っては場所を変え…と言う姿を見る事が出来る。もちろん場所は選ぶのだが。
 ヤマカガシ、アオダイショウ、ジムグリの穴掘りを見る事が出来たが、穴掘り能力はやっぱりジムグリが圧倒的に優れている印象。ジムグリの場合穴を掘ると言うより地面に吸い込まれて行くと言う表現の方が近く思える程。一方ヤマカガシは穴掘りが下手と言うか、既存の良い穴を探していると言う感じだ。

さて…

アイキャッチに設定している写真でもうお分かりの人も多かろうが、今日は別に蛇の写真を貼る訳ではない。

そう、ミノウスバである。

実はこのミノウスバ、一昨年、飛翔する1個体をとある場所で見つけ、検索してその存在を初めて知った。

しかし写真に撮る事は出来ず探索を続行していたのだが、それが、やっと!である。

オレンジと黒の織り成すコントラストはスズメバチのソレよりひと際鮮やかに見え、とても美しいのだが、翅の付け根のクリーム色とうっすらブルーグリーンがかった色のグラデーションも大変美しい。

正面顔はなんと言うか、髭!って言う感じ。
北欧系の神話に出て来そうな賢者っぽい風貌にも見える。横顔のイメージとはなんだか少し印象が違った。

なおピントもへったくれもないが、周辺にはもう1個体飛翔しているのが見えた。望遠系の置きピンなので色々酷いが気にしてはいけない。流石に広角で撮ったものを上げるのは無理だ…。

計2個体見つける事が出来たので、周辺の葉上や葉裏も探してみたが、他に止まっている個体は見つからなかった。出来る事なら葉に止まった個体も撮りたいが、残り日数がだいぶ厳しそうだ。

なお最初の個体は地上からでは飛び上がりにくそうにしていたので、同行者が指乗せ。この数秒後無事離陸していった。

これまで累計3個体だけ見たのみだが、ヒメヤママユを殆ど見なくなった直後、ウスタビガが発生するまでのほんの短い間に出会える蛾と言う印象になった。もう少し数を見たい所だし、もっと写真のバリエーションも撮りたい。

今年も「撮りたい」を色々残したままメインシーズンが終わって行く感じなので、早々に「撮りたい」の山は片付けたい。

例えばこのひと。全然擬態出来てないクロコノマチョウだが、翅開いた所を見てみたい物だ。もう何個体見たよって位会ったが、未だに翅を開いた所は見た事が無い。一体どうすれば出会えると言うのか。

と言った所で今日の昼写真は終わり。
これから再び山へ赴くのだが、夜部の成果は果たしてどうだろうね…。(もはや何も期待してない

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