ここの所フユシャクと言えば大阪のフィールドにばかり行っていたのですが、あのポイントは地形的にもかなり冷涼なエリアで、巷で言うほどの暖冬を感じる事が出来ません。未だにフユシャクのラインナップもやっとクロテンが少し出だしたか?程度で、まだ1月下旬のラインナップと言う様相。

 僕的には変わり映えしないのも別に歓迎なのですが、ブログ的には毎日同じの貼るのもどうなの、と言う事で、フユシャク観察では自宅から最も近い(片道1時間半)我が県のポイントへ行ってきました。このポイントの難点は、個体数こそめちゃくちゃ多いものの、雌が致命的に見づらい事。まあ会えません。とは言え季節の進行を確認しに行くには割と適した場所なので、指標として使っていたりします。

まあそんな訳で雄祭りを堪能してきました…(笑)

今回主だった方々は↑コチラ。
チャオビフユエダシャクとクロテンフユシャク。

まあ…2月上旬の蛾…と言う感じですね。3月中頃までは粘っている感じがあって、例年であればクロテンは2月の中頃、チャオビは2月の下旬頃にピークを迎える印象です。このポイントではチャオビの雄は多い時であれば2~30は見るのですが、今回は9個体とまだこれからと言う感じのようです。

ちなみにこの場所のチャオビもクロテンも、灯火が周りに無い下草や藪に止まっている事が多く、恐らく発生源から出てすぐの場所なのだと思われます。地形的には谷の底なので、雌はずっと上の方へ行っていそうですが。

なお、数少ない灯火にはシロフフユエダシャクの雄が来ていました。

シロフは大阪の南の方なんかに行くと比較的長期間会える気がしますが、ここら一帯では数も見ないですし、発生時期も割と一瞬な印象。まあでもこいつも2月上旬の蛾だなーと言う印象は変わりませんね。嫌いな人は嫌がりそうな色味ではありますが、僕的には好みのカラーを取り入れた良き蛾です。

それにしてもほんと世間は暖冬…なんですよね…?暖冬のエッセンスを微塵も感じないのでだいぶ不安です。(撮影地付近に設置されている温度計は3℃でした。)

なお今回のTop写真はクロテンの顔アップ。

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