思うところ

引越しも終わり、合間のガス抜きで体力を使い果たしている今日この頃です。
さて、今日は写真とか作品発表について色々思うところを少し。

僕個人の写真に対するスタンスは、「どうあがいたって僕の撮りたい写真をプロが撮ってくれる訳ではない」ので、「プロよりも自分の撮りたいものだけは良く撮れること」を目標としています。
その写真を撮る目的は。。。となると、半分が自己満足であり、半分が感情を共感したいと言う事であり。なのです。

そう言った目標の半分、感情の共感と言う面ではTwitterは情報の拡散力があるので公開の場としては便利です。
それは間違いないのですが、あっちは「本当に見て貰いたい写真を真剣にUpする場」としては不適切と言うか、もっと気軽にテキトーなノリでUpする向きだと思うんです。
例えば自分が見せたい写真の優先順位がA>B>>Cの優先順位だった時に、それら三点をTwitterにUpしても、必ずしも均等に三点を見て貰えるわけではありません。
たまたまCが有名人の目に留まってRTされたらCだけが異常な数のFav、RTがつく。それが例え撮った本人的に内心「クソみたいな写真」と思っていても。
ここがTwitterのメリットでもデメリットでもあるのかなぁと。

明確に優先順位を持ってなくてただなんとなく公開したいだけだったり、作品自体より自分を知ってもらいたいと言う目的ならTwitterと言う土俵は凄くマッチするんです。
あとは個展だったりイベントだったりに参加するよって言うお知らせしたりとかにも便利ですね。

でもそうじゃなくって単にAと言う写真を見て貰いたい、それに付随してBもCも見て貰いたい。感想を聞きたい。と言う向きには全然向いていないと思うんです。
個々のツイートが独立している以上仕方がないのですが。
自分の見せたい優先順位が決まっている場合は個人のサイトだったりブログだったり、写真系のSNSだったり…或いはG+とかのSNSの方がまだ幾分マッチしていますし、それこそ実力があるなら個展だったり写真集だったり出した方がよっぽど目的にかなうはずです。
今更な事ですけれども、僕の目的にTwitterはあまりマッチしていないのかなと。
とは言うものの、手軽さ、情報展開の速さはほんと類を見ないぐらいなので悩ましいと言うか未練がましくなるというかなのですが。

あとTwitterは権利保護関係が弱いので、コレも作品保護の面から見るとかなり微妙なのかなと。
パクツイは論外だとしても、例えばFlickrの写真を引用してTwitterに投稿する場合。
自分の撮った写真をUpする分にはなんら問題ないのですが、他人の写真を引用するとなると結構微妙です。
Twitterの仕様上、Flickrの写真URLを貼るとサムネイルが表示されますが、コレって扱い的にはどうなるんでしょうか。
「引用」と言うためには幾つかルールがあります。
簡単に言うと、①必然性があること、②主従関係が明確な事、③引用を示す記号があること、④出自の明示がされている事、⑤乱用しないこと、⑥改変しないこと。
これらの内、①と②と③が明確なケースを見た事がありません。
普段権利関係にうるさい創作家の方でも、こと写真となるとこの辺が守られているケースを見た事がないので、写真を作品にしていきたいと少しでも考えているのであれば、自分の写真の公開の仕方はもう少し考えないといけないなと最近思うのです。
いや、そんな作品と呼べる物たいしてねーだろ、と言われたらそうなんですけど、一応著作物なので。

となんかこう書くとTwitter批判してるみたいに見えなくもないですが、単に使い方にあっているかどうかの話なのであしからず。

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