特に撮影しに行く(行ける)物がある訳でも無いので、引き続きTC-17EIIでのデータ取り。

300mm f/4と合わせて510mm f/6.7なので蝶とか撮るのはかなり楽で、雑な距離感からどんどん撮っていけるんだけど、やっぱり絞り開放f/6.7と言うのは実用上若干問題が無くはない感じ。

上の写真も日中ピーカンなのにISOは800まで上げざるを得ないぐらいVRの挙動が微妙で、これはテレコン無しとの明確な差かなーと思う。

あとこれは望遠の宿命なので今更言う事でもないかも知れんけど、俯角を付けて撮らねばならぬような被写体の場合は素直にレンズ交換しましょう、と言う失敗の一例
蝶なんかの場合は意図的にピント面を翅からずらしたいとかでも無ければ、翅面に対して光軸が直交する形に極力近づける方が良いね、と。
普通にテレコン無しとか150~200ぐらいの方が扱いやすそうかな。たぶん。そうすると倍率的な問題が出てくると言えば出てくるわけだけど。

で、TC-17EII併用の最大の問題は合成F値6.7と言う暗さ。
D850のF8対応クロスセンサーをもってしても、暗所でのAFは実質効かないと言ってもいいかも知れない。
先日オオムラサキを求めて行った場所のように、あまり日当たりが良いとは言えない谷筋のハイキングコース等の日陰ではAFが使い物にならないと言う場面も出てくる。

上はいつもの不法投棄池で765mm相当を使用して夜撮影したモリアオだが、流石に夜間の完全な暗闇ともなると超望遠域のファインダー撮影は被写体を見つけるのも、見つけた後のAFもかなり厳しいものがあった。

被写体と出会う距離感が常に変わるのがフィールドなので、嫌だけどまだ蛇撮りレンズとの使い分けが必要かな。夏場はまだまだ機材の圧縮で頭を抱える事になりそうだ。

なおちょっと脱線だけど、今年はもう7月だと言うのに全然気温が上がらない。そのせいかモリアオも長期間に渡って分散的にだらだらといつまでも鳴いては増え…と言う印象がある。

それを思うと加速度的に暑くなるような年では、繁殖に参加せずその年を終えてしまう個体も多いのでは…?などと思わなくもない。
動けるようになったらさっさと出てくる印象のある雄はともかく、本人(?)の気分次第(?)でノロノロ出てくる雌なんかは参加しなかった場合どうするんだろう、と言うのは興味が残るところ。


■冬用の撮影機材圧縮がほぼ完了した話
これまで冬は鳥・両生類・フユシャクと被写体もサイズ感も距離感も散らばっていて、そのせいで機材がとっ散らかって嵩張っていたが、明るく開けた場所では300mm f/4PF + TC-17EIIで充分鳥を追える事がわかったので、コレを軸に組み替える事で最大同時稼働が4本ぐらいまで落とせる見込み。
まだ時期が来ていないのでわからないが、300mm f/4 PFと便利系の標準ズーム、広角単焦点、Laowa24の計4本で対処できるのでは…と思っている。
レンズ総重量も2kg行かない程度とまあまあコンパクトに収まったかな…?と。

しかし夏用機材…


■Z化の話
先にも書いたけど開放f/6.7ではD850のクロスセンサーでも暗所が厳しかった。F8対応は15点だし、D850の低照度AFは、中央AFポイントで-4EV、その他-3EV。
一方Z6の方は低照度-3.5EV(ローライトモード-6EV)。
中央一点に頼った撮影をする事は基本的にあまり無いので、状況によっては(特に上のモリアオのような動かない被写体の場合)Z6の方が暗所AFに強い可能性がある。
今のところローライトAFはオンにしたまま運用しているが、実は未だにローライトモードが仕事したケースが無いので(AF-Sをほぼ使わないのもあるが)、なんだかんだ撮影状況が-3.5EVからの範囲に収まっているんだろう。

そうするとまた気になってくるのがZ7。
Z7の低照度AFは-2EV(ローライトモード-4EV)だ。
動かない被写体の場合別にローライトモードに入ってしまっても問題ないと思うので、コレもしやZ7に統合してしまった方が良いのでは?と思わなくもない。
丁度Zボディのキャッシュバックキャンペーン始まったところだし。

誰かZ7か、同じく-2EVからのα7RII辺りを夜フィールドで使ってる人はおらんやろか。いれば使用感を聞きたい。それでもし実用レベルなら僕もZ7化に向けて動く。

まだZ6での運用を試していないが、Z6+300mm f/4E PF +TC-17EIIで飛びものを撮れる可能性が出てくるなら、まとめてしまうのも一つの手かも知れない。

まあ飛びもの撮りに行く機会があるかはともかく、もう少しデータを採る必要が出てくるし、Zボディのキャッシュバック終わった瞬間にZ5,Z8辺りの発表がありそうでなんとも言えない所ではあるが。

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