先日からちょろちょろと姿を見せていたカブトムシが、ついに樹液を占有しだした。
こやつらが跋扈しだすと他の甲虫だったり、蛾だったりを狙うハードルが上がってしまうのが厳しい。夏が盛りになると夜でもスズメバチが厄介になってくるし、一層ハードルが上がってゆく。
ちなみにこの樹液の夕方の様子はと言うと…
写真には写っていないが、オオスズメバチも2匹ほど集まってきており、今年イチの賑わいを見せていた。
のだが…
夜にはカブトムシに見つからない隅っこでぶっ刺さったこの個体と、キノコムシの類やアリを除いて他の虫は一匹たりとも見当たらず。
符節にレンズが触れそうなぐらいの距離感だが、そんな事には一切関心が無い模様。
余談ではあるが、幼少期からカブクワ論争になると圧倒的クワガタ派だった僕でも、カブトムシの前脚脛節のトゲトゲイガイガした感じのフォルムは凄く好き。
そんな事はどうでもいいか。
にしても何度も何度も姿勢を変えては必死に樹液をなめていた。樹液ってそんなに美味いもんなのか?
一度某新芽ソムリエ氏に是非樹液テイスティングもして貰いたい。
カブトムシはってぇとしまいにゃ樹皮の捲れたスキマにぶっ刺さって後ろ脚浮いちゃって、完全無防備な尻を晒していた…(笑)
■更に余談と言うかぼやきと言うか
しかし折角蛾がそれなりに集まりそう、と思った矢先にオオゲジとカブトムシに荒らされてしまうとはな。現実はなかなか厳しいな。
そういやいわゆる樹液酒場写真見てもオオゲジが来てるのって見た事も聞いた事もなかったんだが、一般的には(?)あんまり来ないの?
うちの近くの環境では灯火も樹液もオオゲジ(とカエルとヤモリと蜘蛛)が強敵過ぎるんだが。
さて、週末だけど時期が時期だけにやっぱり天気安定しないな。月もだいぶ良い感じになって来てるし、それ以前に曇天だしで蛾をちゃんと見に行きたいんだけどどうなるかね。
前線は相変わらず南下したまま紀伊半島のあたりうろうろしてるっぽいけど、風向きも割と微妙っぽいんで、タイミング悪ければ紀伊水道のあたりに湿った空気が流れ込んできてすぐ雨降りそうな…?
まあちょっとわからんので昼過ぎまで寝て、直前の天気見て考えますか。限られた範囲しか行けんとは言え、ちょっといつもとは見るもの変えたい感じあるのよな。