週末の天気が良いのはなんか久しぶりな気がする。
そして月齢も割といい感じ。

ってなると蛾探しに行くよね。そりゃね。

まだ場所は選べるような状況じゃないので、とりあえず最低限地元の水銀灯をチェックして、成果見つつ封印していたピンクルート(だったっけ?)解禁な感じで。

と言うワケで時間はいっぱいあるので、てってこ歩きで頑張る。

まずは早速最寄りの水銀灯をチェック。23時に消えてしまう割と残念系の水銀灯。一晩ついててくれたら深夜組とか早朝組を待って一晩中でも遊べるのに…。
陸の孤島の山際は大半の街灯が未だ消えたままだが、水銀灯一本だけは復活したので、むしろ効率良くなってるのでは…と期待したが…。
ついていたのは細かいノメイガと大量のオオシマカラスヨトウのみ。流石にオオシマカラスヨトウは見飽きたので写真も撮らずにスルー。

こうなってしまうと、自分の知る限りの樹液をひたすら回るしかない。地元のA地域から隣町のS地域を抜け、K地域を通り、更に隣の市のK地域を抜けてW地域を通り、地元のY地域…と巡る、40年前の樹液黄金ルートを辿る事にする。樹液をチェックする時間で多少前後するものの、日没後から深夜過ぎまで確定コース。

まあ特にこれが見たいってのがある時期でも無いので(*)のんびりだらだらひたすら歩くが、7月下旬にも拘らず気温は低め。湿度はMAX。なんか例年の6月、梅雨入り直後ぐらいの快適さだ。

(*今のこの時期と言えば去年はノコギリチャレンジに奔走していた時期であり、ウチスズメやエゾスズメなんかも見られたシーズン。余裕があるのであれば当然見に行きたいのだが。)

月の無い真っ暗な夜の山の空気を堪能しながら思い当たる樹液をチェックしていく。

しかしそこにいるのは…
オオシマカラスヨトウオオシマカラスヨトウオオシマカラスヨトウオオシマカラスヨトウオオシマカラスヨトウキシタバキシタバキシタバなんかキノコムシキシタバカブトムシオオシマカラスヨトウオオシマカラスヨトウカブトムシカブトムシ…

おまえら…

爆沸きし過ぎ…

結局一晩歩いてひたすら出会ったのはこやつらばかり。
全く何の変化も無い夜だ。

昨日ポストのカブトムシはひたすらLaowa 24mmで撮ってたのだが、カブトムシってなんかこう、目と頭と胸と翅とで全部光沢感が違って、ほんと撮りにくいなあ(怒)なんて思ってた。ので、今日はいつものライティングにちょっとだけ手を入れて撮ってみることに。

うーん、どうだろ。
僕的には影は残す方が好みなので、こんなもんかなーとか思ってるけども。

僕は幼少期から昆虫写真を見慣れてる訳では全然なくて、図鑑とかですらほぼ見た事が無いレベルだったので、意外とカッコイイカブトムシの写真って見た事が無くて。なので今なんとなくこうかなーとか、こっちの方が好きかなーと手探り。全然安定しないけど、撮ってる間はまあ楽しい、のかな。よくわからんけど。

誤解を避けるため言っておくけど、僕が積極的に探してこなかっただけなので、カッコイイ写真撮ってる人は世の中にきっといるんだろうとは思うけどもね。

で、やっぱこのムシ、人間なんて一切興味ないって言うか、樹液好きすぎでしょ…。

ちなさっきの写真とほぼ同じアングルなんだけど…

なんかコレ、キャッチの入り方のせいかちょっとアンニュイ…と言うかちょっと切なげ?な感じの表情に見えて無意味に気に入ってる(あくまで表情が)。

折角なので無駄に広角でも撮ってみたりなんかもして。

折角だから…と言えばカブトムシってやっぱ角!のイメージデカイんで、角生かした正面アングルとか撮りてえんだけど、色々厳しいわ。

正面方向からf/22まで絞ってみたけど…うーん…(笑)
こう言うのは深度合成するしかないなあ、などと思いながらも、深度合成はしたくないので、また今度別の手を考えてみましょ。

はー。

撮りづら。

ところで。

キシタバの後翅の模様ってこれぐらいの微開きだとなんか目玉っぽく見えるの気のせい?

黄色い部分が虹彩で、挟まれた黒い部分が瞳孔みたいな。
水木しげるの妖怪にこんな目したやつなんかいたような記憶…(笑)

まあなんと言うか割かし不毛なフィールドで、ただただ時間ばっかり使った気がするけど、そんなもんだよな。きっとな。たぶんな。
定期的に言うけど、ガチ虫屋がうちのフィールド回ったらどんだけ僕が見た事ない虫が見つかるのか興味あるな。

・・・

と言った所で終わろう。

と思ったけど、忘れるとこだった。
僕的初見のひと。

コシロシタバ…かな?
コシロシタバさんクヌギ食いらしいんで、うちのフィールドだとまあそら普通にいるんでしょうねって感じだが、意外にも初見。
灯りにも樹液にも来てる所見た事無かったんだけど、今日はなんか竹藪の縁に止まってた。


■ライティング改造の話

あんまり光回すの好きじゃないんで、必要に迫られなければやらんのだけど、必要な場面も無くは無いので最近ちょこちょこ改造をしている。

原理的な事説明すると長くなるので省くけど、柔らかくしようと思うと原則相対的にでかくなっていくので、如何に現実的な範囲で大きくするか…と言うのが難しい。まあ大きさ以外のアプローチもあるんだけど、ワーキングディスタンスや画角にも影響を受けるところなので、その辺のバランスも必要で。

ハンドヘルドサイズでかつ、広角から望遠まで対応可能、結果(写真)を見てもどの機材で撮っても印象が変わらない…と言う統一感あるライティングを用意するのほんと難しい。やってる人もなんかほんと極少数って感じするし。

今回カブトムシに使ったのは改造して一発目だったので安定感無さ過ぎ(主に保持の仕方的な意味で)だったのだけど、狙った通り使えば狙った通りの絵にはなるんで、もうちょっと改造が要りそう。

ちなみに…

その改造過程で作成されたペンタポッド()。

五脚とかどないやねん感あるんだが、フィールドでは設置スピードが命なところあるんで、通常は一脚として、低いアングルの時は五脚として…と言う運用自体は割と理にかなっていると思っている。
三脚だとどうしても設置にもたつくし、高い所に担ぎ上げる時とかは単純に重さ約3倍だし。

と言うワケでこの形が理想かなあとは思わんでもないのだが、いかんせんアシストに使っているミニ三脚が貧弱過ぎた。もうちょい軽さ、変形、安定性のバランスの良い組み合わせを見つけねばならぬ感じはする。

難しいなあ。

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