記録写真はつまらない的な話はちょくちょく目にするが………まあ記録は必要なのでな。

さて、墓場の横のホオノキ。(@フルサイズ60mm)

お分かりいただけるだろうか。

ヒメヤママユが付いているのである。(@400mm f/4相当)

なんだろ。
今まで同所でヒメヤママユとウスタビを同日に見る事はあったけど、ヒメヤママユの見納めより先にウスタビ見る事って経験した事無かった。

今年は平年程じゃないにしてもヒメヤママユ自体にはそれなりに出会えているが、撮影しやすいかと言われると、今のところなかなか厳しい状況ばかり。
まあヒメヤママユはなんかこう、季節の進行の確認的な意味合いで会いたいだけなので別にそこまででも無くて別に良いのだけども。

(あと余談だけど、やっぱりうちの環境ではクスサンを見るのはかなり面倒だと言う事がはっきりしたので、来シーズン以降何かいい探し方を見つけておかねばならない。)

いつものトゲナナフシだが、路上の100%轢かれるポジションで平たくなったので、周辺のシダの上に適当に捨てたついでに撮影してみた。

トゲナナフシはいつも見る分、その状況状況で色々アングルとか模索してみるんだけど、いまいちしっくりこない虫。パッと見た時のフォルムは嫌いじゃないんだけど、写真にするとイマイチ冴えないと言うか。

それから路上にはアカハラもいた。
この時期は越冬場所への移動なんだろうね。多分ね。知らんけど。

大体いつもヒメヤママユかウスタビ探すような時期の、雨の前の日に行くとよく路上を横断している。

両生類は一時期ちょっと好きになりかかったんだけど、なんか最近は紆余曲折あってあんまり探す気が起きない生物になってしまっている。いざ現物を目の当たりにするとやっぱり一応は撮ってしまうんだけど、それ以上はまあどうでもいいと言うか。

前ほどワクワクしないんだよな。なんでだろ。

いかにもキリガとかヨトウガ的な模様の蛾。
手持ちのキリガ図鑑、蛾図鑑を動員して調べたが結局よくわからず。

なんと表現していいのかわからないけど、前翅の重なったあたりの細かい鱗粉の感じが好きかも知れない…とちょっと思ったが、よくよく考えたら遠目に見た印象がオオトカゲ的と言うか、粉なんだなあと改めて思いなおすような、そんな造形が刺さったのかも知れない。

うむ。

あれだね。
蛾が増えて来た感あるね。

クスサン探してた時の絶望感たるや尋常ではなかったが、今はよくわからない小物ばかりとは言え、虚無を収穫しないで済むだけ気が楽だ。

まあでも折角ライティング作り直しても、そもそもちゃんと使えるシチュエーション自体はそう多くないのは変わらない=安定して手元で撮影できると言う事自体が基本的にあり得ない、なのでベストな条件にだけ機材合わせて写真撮ってもしょうがないよなあと最近改めて思っている…。
ミラーレス化によって”手元”のレンジが水平距離なら腕一本分の長さぐらいは広がったけれど、それでもまだまだライティングの制約は多いので、これ以上を求めるならライティング機材本体の自作に手を出さないといけなくなる気がしている。

なお全然本文と関係ないが、今回のカバー写真は特に何か意味がある訳ではなく、なんとなく造形が気に入った、と言うただそれだけのシロモノ。

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