一昔前に実家の片づけをしていた時、「Canon 135mm F3.5」と刻印されたライカMマウントのレンズを見つけた。

残念ながらLMマウントのボディは持ち合わせていないので、久しぶりにレンズを掘り返してNikonのZ7にLMマウントアダプターを噛ませて装着してみたが、案外使い勝手も、そして写りも好印象な気がした。まあ最短1.5mと言うのは使い勝手悪いんだけど。

このレンズのことをGoogle先生に尋ねてみると、キヤノンカメラミュージアムに該当レンズのページがあった。

昭和33年(1958年)発売、当時27000円のレンズだそうで、今の物価で27000円なら実質無料レンズとか言ってしまう所だが、調べたところ当時の大卒初任給が10,000円~15,000円だったような時代らしいので、結構な高級品だったようだ。

うちの両親はカメラなど一切興味ない人間だったので思い当たるのは母方の祖父かなあ。僕が物心ついた時にはもう他界していたのでよく知らないのだが。
この手の電子接点も何もないMFレンズは、それこそバルサム切れでも起こさない限りは一生使っていけるので、レンズは資産と言われていたのも納得。

上の例ではピントの追い込みが杜撰極まりないカットも多いけれど、今回は雰囲気だけって事で、追々実用していけたらなあと、漠然と考えている。
なんかこう言う、超有名なオールドレンズじゃないけど、しっかりちゃんと写る感じの50~85mm単焦点レンズが何か一本欲しい今日この頃。

少しフィールドから離れて、写真始めた頃のような、とりあえずシャッター切ってるだけで楽しいフィーリングを思い出したい。今のフィールドは作業的…と言うか、楽しくない日も多いので何か少しでも変えたいところ。

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