先週から暖かい日が連続していて季節感がワケわからん事になっていたのは大体どこでも同じと思うが、また徐々に寒さが戻りつつある気配。
ウスタビに出会うチャンスも殆ど残っていなさそうだし、フユシャクは厳しいし、となると出来る事はただひたすら見たもの全てを丁寧に撮る努力をするのみ。
撮りにくい高さだとか、茂みの奥だとか、そんなのでもなるべく余すところなく記録してゆく。
撮影条件が悪いのは全て工夫して撮るための練習台と割り切って。
全然擬態出来てないし隠れられてないクビキリギス。
何気に褐色型じゃないやつは初見。
枯草だらけになったこの時期に、鮮烈なグリーンは激しく目立つ。
翅ちゃんと見せてくれないセスジナミシャク。
前翅外縁から菌糸が伸びてきたかのような網目模様が特徴的なのだが…見せてよ…(笑)
翅表を見せてくれないと言えばコイツの季節も到来した。
ナカオビアキナミシャク。
リョウブがあると付近に無限に発生し、街灯が無いような暗黒の林内でもやたら主張する。
夜間出会うと何故か翅を立てて止まっている事が多く、ほんまにお前誰やねん…ってすぐなる案件。
なんかキリガ。
アングル的にちょっとわからんかった。
ちな、真下は崖。
アオカメやつ。
これまでは絞りは結構絞り気味で撮り続けてたんだけど、たまには開き気味も楽しいかな。
もっと浅い絞りを上手く使っていけると楽しいとは思うんだけど、虫マクロだと結構難しいのと、あとMicro Nikkor 60mm f/2.8Gで絞り開け気味はちょっと画質微妙な事多くてアカン気がしてる。
開放ボケボケ病罹患してる僕としてはこう言う撮り方するならあのレンズ欲しいなーって思ってるやつあるんだけど、主力にしている他のレンズとレンジが丸被りなので買う所までは至っていない。
暖かい日が戻ったからか直翅が目立つ位置に戻って来た。
割とどうでもいいかも知れんが、v1.9系ライティングはなんかこう言う被写体の上に遮蔽物無い時がやっぱり一番本領発揮出来る気がする。
MicroNikkor60mmf/2.8Gは絞ってもそんなバッキバキに解像する系のレンズではないのでちょっと物足りなさはあるが、光沢抑え気味にマット感出していくのがやはり好み。
なんちゃらアオシャク…の類だと思うけど、例の図鑑で絵合わせではまるでわからんかった。
どれも同じに見える…。
外縁のレーシィなヒラヒラ部分に入ったオレンジ色の斑と、腹部の色が割と特徴的だとは思うが、標本図鑑だと大体この辺の部分がボロボロだったり写って無かったりなのでよくわからない。
またマーカー付いてた。
ほんとこう言うの探す手間省けて助かる。
だがしかし、また誰かわからんシャクガ。
似たようなの多過ぎなんよ…。
しかし出会ったモノ全部丁寧に撮る練習はする…とは言ったものの、思うようにいかん事も多くてぐぎぎってなるねえ。
「この被写体どう撮ろうか…」って考えてる時は楽しいんだけど、いざ撮るぞってなって無理な姿勢しだすと途端にしんどさが出て来ていけない。撮影後にゼェゼェ言うてる事の多さよ。
まあでもこんな季節に入ったとは言えまだ撮るモノがあるのは有難いやな。
願わくば自分が主に追っているジャンルの生物で撮影頑張りたいところではあるのだが。