なんてことはあろうはずもないのだが、本当に我が地域でフユシャクの雌を探すのは至難の業である。
フユシャクにハマり始めた当初は地元に通い続け、全然会えずにフユシャク探しの適性無いのでは…と思ったものだが、いつだったかに大阪南部の某フィールドに遊びに行った際に、そこら中に雄が飛び交い、手すりには探すまでもなく雌が付いていて…と言う超が付くほどのイージー状況を発見してからと言うもの、フユシャクは見やすい環境が無ければ基本無理…と思っている。
良い環境に加えていい具合の柵があるような場所では適当に数歩歩くだけで簡単に見つかるので、前シーズン真冬にカミキリ見つけた某道なんかに遊びに行くと無限に見つかってとても楽しい。何なら一晩中でも遊んでいられる気がするほどに楽な場所の一つ。まあ深夜でも結構人が来ちゃうのでそれだけがネックだが。
柵や手すりが無くても某駅のような環境では、普通に林内(?)に入ってしまっても樹幹にへばりついている姿は簡単に見られるので、逆に我が地域で見られない理由が本当にわからない。
…単純に薄いのかな。
時期が来ると某駅に無限に発生するようなチャオビフユエダシャクや、クロテンフユシャクの雄すら見かけず、ちょうど今発生しているクロスジフユをピークに、残りは年1~2匹見られたら良いレベルだし。
まあなんかくどくど長くなって来たので雑に写真貼る方向にシフトする。
今日はそんなクロスジフユがメイン。
その気になって探せば、いくら我が地域と言えどクロスジフユの雄だけはまあそこそこの数を見る事が出来る。
クロスジフユ。
この時期この辺りではフユシャクサイズのシャクガとなると、クロスジフユエダシャクかナカオビアキナミシャクかの2択なのだが、一見地味に似ていて、よくどっちだっけ?ってなる。
段々見慣れてくると、裏からでも一見してどっちかすぐわかるようになるのだが、1年近く開くと流石に忘れ去っていていけない。
ちなみに…
これはナカオビアキナミシャク。
ナカオビアキナミシャクは、前翅外縁から前翅前縁に平行な線が入るのが特徴(ピンク色)。
また前翅前縁に平行な黄緑色の線の部分で前翅が折れ曲がったような形となっていて、水色で示した中横線も、黄緑色の線と交差した部分で折れ曲がるっぽい。
ちゃんとした同定方法は調べてないので知らないけど。
こちらはクロスジフユエダシャク。
外横線と前翅外縁の間の帯部分がナカオビアキナミシャクに比べてやや広い。
ナカオビアキナミシャク。
裏側からでも上の写真のピンク色で示した斜めの線が透けて見える。
あとこれは完全に体感だが、クロスジフユエダシャクは夜でも翅を開いて止まる事が多く、9割ぐらいは翅を開いているのに対し、ナカオビアキナミシャクは夜間だと7割ぐらいは翅を立てて止まっている気がする。
まあそれはいいか。
クロスジフユ。
これもクロスジフユ。
これも(ry
そしてナカオビアキ。
ハイ・・・
もういいね・・・
やっぱフユシャクは雌に会えんとしょうもないっすな。
写真的にも。