昨晩寝る前に出てきていたカレハガと思しき物体。
半日以上経ってようやく撮影する時間が取れたので適当に記念写真を撮るなどした。

正直こう言う家で羽化したやつをアレコレ頑張って撮ったって空しくなるだけなので、手早くちゃちゃっと撮って終わる事にする。

とりあえず木の板に乗って貰ってぱしゃり。
前脚のやる気なさよ。

ほんの少し前方向から。
触角の付け根の毛束が複眼にかかってるけれど、虫的にはこう言う視界を阻むものってどう影響してるのか、と言うのにはちょっとだけ興味がある。

上から。
最初羽化した直後に見た時もそうだったけれど、止まり姿勢の時はこの角度から見ると胸部から腹部にかけて前翅外縁が描く曲線美が全く見てとれないのが不思議なもんで。
翅脈が描く模様も、ヘリンボーン柄のように見えなくもない。

これは個体差なのかどうなのかわからないけれど、ネットで見かけるのはもっと濃いコーヒー系のブラウンが多い印象なのに対し、この子は結構明るめの、オレンジ寄りの枯れ葉色。

それにしてもほんと凄い造形だなぁ…。
とてもよく出来たデザインだと思うわ。
はみ出した後翅なんかも逆光で透けた枯れ葉みたいな色合いに見えるし、鼻(正式な名前忘れた)の部分から触覚に掛けたラインがちゃんと葉柄に見える作りしてるし。

ラストは無意味に雑手抜き白バック。白バックやるなら翅までピント入れろよ感あるが、移し替えついでに撮っただけなので…。
白板に移しただけでちゃんと脚つっぱって触覚立てたのでモデル気質のいい子。
(ちなみに腹の感じからして雌っぽいかな?と言う気はする。どこで雌雄見分けるのか知らないけれど。)

ここまで10分もかからず撮影が終わったのはホント楽で助かる。

と言う訳で…やっと無理な虫探からは無事解き放たれた。
残る見たい虫は何度も書いてる通りイブキスズメとトラツリぐらい。他にそこまででもない連中は山ほどおるにしても。
イブキスズメは他力のアシスト無しではもう到底見に行けなくなってしまっているので実質もう行く機会無いし、あとは今年のトラツリどうするか…ってとこやね。今年行かんかったら一生行かん気もせんでもなし。

カレハガに関しては、今度は出来る事なら自然の中で撮りたいね。実績アンロックされたことだし。
ってかわしが持ち帰らなければ、昨晩元の場所でそのまま普通に会えたかもな、と思うと何とも言えない気分になるのだが、確実性を上げるため…ってなるとしゃーないよな、と言い聞かせておこうか。

と言う訳で。

この子は今夜にでも繭がついていたところへ返してこようと思う。
一時の小さな感動をありがとうやで。

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